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12.9型iPad ProとSurface Pro 6、「キーボードも使えるタブレット」としてはどちらが優秀?テキスト入力一本勝負(2/4 ページ)

前回は、専用キーボードと組み合わせてテキスト入力が行えるタブレットとして、11型iPad ProとSurface Goを比較した。今回はその両製品の兄弟モデルといえる画面サイズ違いの2製品、12.9型iPad ProとSurface Pro 6について、テキスト入力での使い勝手を検証する。

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Surface Pro 6とタイプカバー

 一方のSurface Pro 6は、2in1タイプのSurfaceとしては最上位のモデルにあたり、画面サイズは12.3型だ。ボディーサイズは約201(幅)×292(奥行き)×8.5(厚さ)mmと、こちらもA4サイズ(210×297mm)とほぼ同等になる。

 画面解像度は2736×1824ピクセル(267ppi)とアスペクト比は3:2で、この手のデバイスとしては珍しい比率だ。一般にワイド比率などといわれる16:10よりは、iPad Pro(2732×2048ピクセル、264ppi)が採用している4:3にわずかに近い。

 オプションとなるカバー兼外付けキーボードのタイプカバーは、PC本体とマグネットで吸着する仕組みなど、基本的な構造は前回紹介したSurface Goと同様で、キーボードの手前にはタッチパッドも備えている。今回は試用していないが、ラインアップの中には指紋認証機能を搭載したモデルも用意されている。


Surface Pro 6。画面サイズは12.3型で、重量は約770g(Wi-Fiモデル)。別売のSurfaceペンによる手書き入力にも対応する

別売のSurface Pro Signature タイプカバーを装着した状態。他に指紋認証機能が付いたタイプも用意される

タイプカバーを畳んだ状態。覆われるのは画面側だけで、キックスタンドのある背面は露出した状態になる

タイプカバーを装着した実測重量は約1095gと、こちらも1kg超えだ

専用端子にマグネットで装着する。Surface Goと同じ仕組みだ

OSにWindows 10 Homeを搭載する。見た目はタブレットというよりはWindowsのモバイルノートだ

画面サイズがキーボードのサイズにも影響

 前回紹介したモデルとのサイズの違いは、以下の写真をご覧いただくのがわかりやすいだろう。基本的に構造は同じで、大きさのみが異なる格好だ。いずれも画面サイズの拡大に合わせてキーボードの横幅も広がったことで、キーピッチも広がり、快適なタイプが可能になっている。

 ただしアスペクト比がいずれも3:2のSurfaceと異なり、11型iPad Proはアスペクト比が4:3よりもわずかに横長なので、並べて12.9型モデルを置くと、横方向以上に縦方向に画面が拡大したように見える。


左が11型iPad Pro、右が12.9型iPad Pro。アスペクト比がやや異なるため、後者の方がやや上下方向に広い

横から見たところ。12.9型モデル(右)はかなり上に伸びたように見える

キーボード部分の比較。横幅が約32mm広がったことで、幅が切り詰められていた記号回りのキーも余裕を持ったサイズに改められている

重ねた状態。単純なサイズ違いではなく、縦横比が異なっていることが分かる

左がSurface Go、右がSurface Pro 6。画面は同じアスペクト比だがベゼル幅が変わらない分だけ本製品の方がより精悍(せいかん)に見える

横から見たところ。構造は同一だ

キーボード部分の比較。横幅の差は46mmと、iPad ProのSmart Keyboard Folioの差よりも大きく、その分キー幅もかなり余裕を持った設計だ

重ねた状態。こちらはほぼ同じ比率で引き伸ばされたように見える

 次のページでは、両製品をもう少し詳しく比較していく。

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