ロジクールがハイエンドマウス「MX Master 3」とキーボード「MX Keys」を投入、超高速スクロール対応ホイール搭載:発売は9月27日(1/2 ページ)
ロジクールが、新たにハイエンド製品「MX」シリーズのマウス「MX Master 3」とキーボード「MX Keys」を発表、9月27日から販売を開始する。新モデルのこだわりポイントを聞いた。
ロジクールは9月18日、最上位マウスの新製品「MX Master 3 アドバンスド ワイヤレス マウス」とMXシリーズの最新キーボード「MX Keys アドバンスド ワイヤレス イルミネイテッド キーボード」、これに組み合わせて使える「MX パームレスト」を発表。全国の家電量販店や直販サイトなどで取り扱い、9月27日に発売する。
価格はオープンだが、参考価格はMX Master 3が1万3500円、MX KEYSは1万4500円、MX パームレストは2000円(いずれも税別)となる。
電磁気スクロールホイール搭載で毎秒1000行のスクロールを実現
まずMX Master 3は、独自開発のMagSpeed電磁気スクロールホイールを搭載することで、わずか1秒に1000行もの滑らかなスクロールに対応するのが特徴だ。
従来モデルの「MX Master 2S」では、スクロールを機械的に制御していたが、MX Master 3ではホイールの回転機構に電磁石を用いたことで、滑らかで高速なスクロールと、思い通りの場所で回転が止まる精確さを実現しており、長い文書や大きなワークシートを操作する際に大きく貢献してくれる。
同社によると、MX Master 3はMX Master 2Sよりも精度が87%向上し、MagSpeed電磁気スクロールホイール機構を搭載していない同社製のマウスよりも90%高速になったという。
MX Master 3では、MX Master 2Sでのスクロールの快適さは維持しつつ、側面に搭載された2つのボタンやサムホイールにも改良が加えられた。
MX Master 2Sでの課題は、親指で押せる2つのボタンに「戻る/進む」、サムホイールに「水平スクロール」といったように、全てのアプリケーションに対して共通の設定が割り当てられ、アプリケーションごとのカスタマイズは自身で登録する必要があった。それに対しMX Master 3では、下記9つのアプリケーションに対して最適なショートカットが事前に割り振られている。
- Microsoft Edge
- Safari
- Google Chrome
- Microsoft Word
- Microsoft Excel
- Microsoft PowerPoint
- Adobe Photoshop CC
- Adobe Premiere Pro
- Final Cut Pro X
また、握りやすさにもこだわっており、何種類ものサンプルを作り、それぞれの人の手にフィットするのかを試したという。
製品発表会では、Logitech Internationalのジャーン・クリストフ・エムス氏が、新製品の設計において新製品のサンプルを木型で制作し、まずはおおよその形作りをし、それを最適な形になるまで手作業で削り出したという。「技術者とデザイナーとの間では、1mmにも満たない微調整を何度も行っており、こうした苦労の末、手にフィットし快適に操作できる形状に仕上がった」と話す。
この他、ガラスや光沢のある材質のテーブル上でもマウスパッドなしで快適に操作できるように、最大解像度4000dpiのDarkfieldセンサーを搭載している。
MX Master 3のボタン数は合計7個だ。バッテリーは充電式のリチウムポリマー電池を内蔵し、2時間で満充電、フル充電から最大70日の使用が可能となっている。充電用のインタフェースはUSB Type-Cで、本体サイズは84.3(幅)×124.9(奥行き)×51(高さ)mm、重さは約141gだ。
USBレシシーバーはUnifyingレシーバー で、対応OSはWindows 7以降(BluetoothはWindows 8以降)、macOS 10.13以降、Linuxとなっている。
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