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USB Type-CとHDMIをサポートした15.6型モバイル液晶ディスプレイ「Vinpok Split」を試すモバイルディスプレイの道(2/4 ページ)

クラウドファンディングを経て発売された「Vinpok Split」。15.6型で約635gという軽量ボディーのモバイル液晶ディスプレイをチェックした。

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USB Type-Cならケーブル1本でフルの機能が使える

 では早速接続してみよう。付属する両端USB Type-Cのケーブルを用い、PCのUSB Type-Cポートと、本製品の右側面にあるUSB Type-Cポートとを接続するだけで、外部ディスプレイとして認識され、タッチ操作も含めて利用可能になる。今回の検証環境では不要だったが、もし電力が足りなければ、もう1つのUSB Type-Cポートを使って外部から給電することになる。

 一方、HDMIで接続した場合は、USBケーブルを使っての電源供給が必須となる。この場合に使うUSB Type-Cポートは、2つあるうちどちらでも構わないのだが、タッチ操作も行いたい場合は、タッチ信号の伝送に対応した上側のUSB Type-Cポートを使うことになる。

 つなぎ方をインタフェースごとにまとめると、以下のようになる。早い話、全てのメリットを手っ取り早く享受したければ、USB Type-Cでの接続を選ぶべきだろう。

  • USB Type-Cで接続する場合→USB Type-Cポート(上)を利用
  • 上記で電力が足りない場合→USB Type-Cポート(下)も併用して給電
  • HDMIで接続する場合→HDMIポートのほかUSB Type-Cポート(上または下)で給電
  • 上記でタッチ操作も行う場合→上記に加えてUSB Type-Cポート(上)でタッチ信号も伝送
Vinpok Split
USB Type-Cならば、映像信号の伝送、電源供給、さらにタッチ信号の伝送もまとめて行える
Vinpok Split
HDMIで接続した場合、電源供給およびタッチ信号の伝送でUSBケーブルが必須になる
Vinpok Split
14.1型の「ThinkPad X1 Carbon(2019)」(左)と並べた状態。本製品の方がわずかに大きいが、バランスは悪くない
Vinpok Split
背面に置いた状態。相手に画面を見せながら説明する場合に便利だ
Vinpok Split
接続方法は画面右上に表示されるので、複数のケーブルをつないでいた場合も見分けやすい

 画面の明るさやシャープネスといったさまざまな設定は、本体左側面のダイヤルホイールで行う。タッチパネルを搭載しているにも関わらず、項目の選択および決定に物理ボタンを使うというのは面白い。ちなみにダイヤルホイールを押し込まずそのまま上下にスライドさせることで、音量の調整が行える。

Vinpok Split
左側面下のダイヤルホイールを押すことでメニューを表示、選択できる
Vinpok Split
ダイヤルホイールを上下にスライドさせると音量の調整が行える

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