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耐衝撃構造を備えたiPad用キーボード ロジクール「RUGGED FOLIO」を使ってみたiPadキーボードカバーの道(2/4 ページ)

iPadOSのリリースや、低価格でSmart Connector対応の第7世代iPadのリリースなど、タブレットの代名詞となる「iPad」が好調だ。そこで、iPadをPCのように使う際に欠かせない、キーボードの新モデル「RUGGED FOLIO」をチェックする。

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キーはUS配列。キーサイズが大きく打鍵しやすい

 続いて、キーボードについて見ていこう。キー配列は日本語のJIS配列ではなく、US配列のままだ。キーにひらがなが印字されているわけでもなく、海外で販売されている仕様そのままのようだ。製品ページではあまり目立つように説明されていないので、購入にあたっては注意すべきだろう。

 US配列であることから、日本語JIS配列に慣れていると、ひんぱんにタイプミスが起こる。中でも起こりやすいのは、「ー」を入力しようとして同じ位置にある「0」キーを押すミス、Returnキーが一段分しかないことから、Returnを押そうとして直上の「\」キーを押してしまうミスだ。これに慣れることができるか否かは、1つのポイントだろう。

 US配列のキー自体は、写真で見る限り純正のSmart Keyboardと同じUS配列だが、独立したiOSショートカットキー列が最上段に用意されており、ホーム画面への移動や輝度調整、音量調整、次の曲や前の曲への移動、画面ロックなどが行えるのが大きな相違点だ。純正品ではなく、本製品を買う理由の1つになりうるだろう。

RUGGED FOLIO
キーボードはUS配列だ。純正のSmart Keyboardにはない、独立したiOSショートカットキー列が最上段に用意されている
RUGGED FOLIO
US配列ゆえ、日本語JIS配列に慣れているとReturnキーや「0」キーの押し間違いが多発する
RUGGED FOLIO
こちらは純正のSmart Keyboard(日本語JIS配列)。Returnキー回りがUS配列とはかなり異なる。また本製品と違ってiOSショートカットキーの列が存在しない

 キーピッチは約18mmだ。これはSmart Keyboardとほぼ同じだが、キーの間隔が狭く、その分キー1つ1つが大きい(つまりキートップの面積が広い)ため、使い比べると本製品の方が入力しやすく感じる。また入力音も静かで、図書館などでの静かな環境での作業に向いている。

 キーストロークは約1.2mmあり、キー全体をシートが覆っているような構造ゆえ、押すとキー盤面ごとに沈み込むような動きをする。防水仕様なのはSmart Keyboardと同じだが、表面はザラザラしておらず滑らかだ。純正の質感が好みでない人にはプラス材料だろう。

RUGGED FOLIO
キーピッチは約18mmある。このクラスの製品としては標準的だ
RUGGED FOLIO
こちらは純正のSmart Keyboard。キーピッチは同じく約18mmだが、キートップの面積が狭いせいで、本製品に比べると窮屈だ
RUGGED FOLIO
キー表面は1枚もののシートで覆われており、キーを押し込むと全体が沈むような動きをする
RUGGED FOLIO
こちらは純正のSmart Keyboard。全体がシートで覆われているのは本製品と同じだが、押した時はキーだけが沈み込む構造だ

 キーボードの手前にパームレストが付属しているのは本製品の特徴だが、それほど奥行きがあるわけではなく(約60mm)、手前のキーをタイプしようとすると、手のひらの付け根がパームレストから滑り落ちて段差のところまで来てしまいがちだ。とはいえ、膝の上などに乗せて使う場合は、このパームレストで手のひらを支えられるため、快適な入力が行える。

RUGGED FOLIO
タイピングしている様子。純正のSmart Keyboardよりも余裕を持って入力できる
RUGGED FOLIO
パームレストは奥行きがあまりなく、手のひらの付け根が滑り落ちがちなのが残念だ
RUGGED FOLIO
こちらは純正のSmart Keyboard。キーピッチは同等だが、手前にパームレストがないこともあり、本製品に比べると前後に窮屈な印象だ

 続いて、本製品の利用スタイルを見ていこう。

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