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耐衝撃構造を備えたiPad用キーボード ロジクール「RUGGED FOLIO」を使ってみたiPadキーボードカバーの道(3/4 ページ)

iPadOSのリリースや、低価格でSmart Connector対応の第7世代iPadのリリースなど、タブレットの代名詞となる「iPad」が好調だ。そこで、iPadをPCのように使う際に欠かせない、キーボードの新モデル「RUGGED FOLIO」をチェックする。

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4通りのスタイルで利用可能。ペン収納ホルダーも便利

 本製品のもう1つの特徴は、カバーのたたみ方によって4種類の設置方法(あるいは持ち方)ができることだ。

 具体的には、キーボード入力を行う「タイピングモード」、キーボード面を背面に折りたたんだ「表示モード」、ペン入力に適した「スケッチモード」、そしてスタンドを畳んでキーボード面を完全に背面に回した「リーディングモード」と、自在に変形できる。

 この立て方のバリエーション自体は、純正のSmart Keyboardとおおむね同じなのだが、前述のパームレストの存在により、その折りたたみ方はなかなか複雑だ。

 例えば上記の「表示モード」で使う場合、キーボードは背面に巻き込むようにして収納する。収納している間は画面上にソフトキーボードが出現し、テキスト入力はそちらで行う仕組みだ。キーボードの角度が90〜135度になるあたりでソフトウェアキーボードが出現するようになっており、ギミックとしてはなかなか優れていると感じる。

RUGGED FOLIO
基本スタイルに当たる「タイピングモード」
RUGGED FOLIO
動画視聴などに適した「表示モード」
RUGGED FOLIO
「表示モード」の状態で側面から見たところ。キーボードとパームレストが複雑に折りたたまれているのが分かる
RUGGED FOLIO
「スケッチモード」。見た目よりはるかに安定しており、Apple Pencilも安心して使える
RUGGED FOLIO
「リーディングモード」。背面カメラを使うには、背中側のカバーを折り返す必要がある
RUGGED FOLIO
キーボード手前のパームレスト。本製品の外観上の特徴になっている
RUGGED FOLIO
パームレストは巻き込むようにして折りたたみ、磁力で吸着させることもできる
RUGGED FOLIO
折りたたんだ状態を横から見たところ。厚みが増えるのは致し方ない

 またApple Pencilユーザーにうれしいのが、本製品に収納用ホルダーが用意されていることだ。Apple Pencilはもちろん、ロジクール製のApple Pencil互換ペン「Crayon」もセットできる。ただし、ペンを挿せるといっても切れ込みが入っているだけで、耐久性はやや疑問だ。抜けやすさも含め、あまり過信しすぎない方がよいだろう。

 やや気になるのは、キーボード面を閉じた時、画面にぴったりと吸着するわけではないことだ。本製品はベゼルに厚みがあり、画面よりもわずかに浮いているため、キーボードをたたんで画面を覆った時も、マグネットを使ってピタッと吸着できないのだ。折れ曲がった不格好な状態になることもしばしばで、ここは一工夫欲しかったところだ。

 ちなみに本家のSmart Keyboardは、第7世代iPadと表面積が同じiPad Air(第3世代)にも対応するが、本製品は非対応となっている。ボディの厚みが異なるため、装着してもぶかぶかになってしまうのだ。実機で試してみたが、Smart Connectorも反応しなかった。

RUGGED FOLIO
ペンを挿しておけるスリットが設けられている
RUGGED FOLIO
タイピングモードなどでは、ペンを挿したフリップ部は磁力で背面に吸着するため邪魔にならない
RUGGED FOLIO
閉じた状態ではフリップ部が磁力でしっかりと貼り付き、不意に開くのを防いでくれる
RUGGED FOLIO
ただし、純正のSmart Keyboardのように画面に磁力でぴったりと吸着しないので、このように浮いてしまうこともしばしばある
RUGGED FOLIO
音量ボタンは「+」「−」に置き換えられる。目視せずに大小が分かるため、アクセシビリティー的には都合がよい。水やホコリの侵入を防ぐ効果もある

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