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バッテリー内蔵の15.6型のサブディスプレイ「Xtendtouch XT1610F」はモバイラーの救世主となるか:モバイルディスプレイの道(4/4 ページ)
PEPPER JOBSの「Xtendtouch XT1610F」は、タッチ操作に対応しペンが付属、USB Type-CとHDMI端子を備えるのに加え、大容量のバッテリーを内蔵した文字通り全部入りの15.6型モバイルディスプレイだ。その使い勝手をチェックした。
購入前の情報収集は慎重に
以上のように、バッテリー内蔵により、短時間であれば電源供給なしでの駆動を可能にする本製品の特徴は、ある時は大きなメリットに、またある時にはデメリットになる。少なくとも、他のUSB Type-C接続モバイルディスプレイの常識は通用しないことが多く、面食らうこともしばしばだ。
今回のThinkPadとの組み合わせによる不安定さは、今後ファームアップなどで修正される可能性はあるが、現時点では未知数であり、実際に使うにあたっても、それが取引先へのプレゼンなど失敗が許されない用途ならば「USB Type-Cではなく、安定しているHDMI接続を使おう」となってしまう。現状では海外サイトのフォーラムも含め対応情報が少なすぎることは、本製品の1つのネックと言えるだろう。
ちなみにメーカーサイトでは、本製品の対応機種は公開されていないが、米Amazonなど海外のいくつかの通販サイトには動作検証済みのメーカーおよびシリーズのリストが掲載されており、その中にはThinkPadの製造元であるレノボ製品やMacBook Airは含まれていない。購入にあたっては、こうした情報も参考にするとともに、メーカーにはもっと積極的な検証結果の公開を望みたいところだ。
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