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Appleが最新の13インチMacBookシリーズに描くグラデーション林信行が最新MacBookシリーズを比較検証(3/3 ページ)

Appleが新たに投入した新型の13インチMacBook Proだが、上位モデルと下位モデルで思わぬ違いがある。さらに同クラスの液晶ディスプレイを搭載したMacBook Airを加え、見えてくるものを林信行氏がレビューする。

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今こそAirからProへのステップアップのチャンス

 コロナ禍の外出自粛で家にいる時間が増え、向上心のある人は学生にしろ社会人にしろ、新しいことをいろいろ学んでチャレンジをする機会が増えている。そうした新しいことへのチャレンジを考えている人は、今回、圧倒的に価格が手頃になった2ポートモデルのAirを卒業してProにステップアップがしやすくなった。

 自粛解禁ムードが出てきたとはいえ、まだこれから第2波、第3波の感染爆発に備え、再びの外出自粛もないとは言えない。そんな中、ますます重要になってきたITスキルを磨き、これまでよりも数歩上の仕事をこなすべく新しいチャレンジをしたい人には、選ぶマシンのパフォーマンスの天井も高くしておいた方が良い。

 実は筆者のメインマシンは、15インチMacBook Proの2016年モデルだ。だが、最上位モデルを買っていたおかげで、4年経った今でもパフォーマンス的にそれほど遜色を感じず、さまざまな新しいチャレンジを続けられている(ちなみにプロセッサは2.7GHzの4コアCore i7だ。メモリは16GBで、GPUにRadeon Pro 460を搭載している)。

 製品を購入するとき、手軽に買えるのは確かにありがたいかもしれないが、多少、高価でも上位モデルを買っておいて長く使う。あるいは、購入時点で最先端のテクノロジーを、他の人たちに差がつく高い性能で満喫する、といった機種選びの方法もあることを付け加えたい。

 最近、さすがにキーボードがへたってしまい、以前購入していた2017年製シザー構造の外付けMagic Keyboardを使っていた。新しいMacBookシリーズが採用するMagic Keyboardは、同じシザー構造でも進化をしていて、キーを押し切ったときの指への衝撃が少なくなり、長時間のタイピングでも快適になった印象を受ける。

 筆者は、あまりにも長く2016年製MacBook Proのバタフライキーボードに慣れてしまったため、今はまだバタフライキーボードの方が手にしっくり来るが、キーボードは慣れによる部分が大きい。Appleが自信を持って展開するMagic Keyboard、多くの人が満足するのではないかと思う。

13インチMacBook Pro
Thunderbolt 3端子を4ポート備えた新型MacBook Pro(左)と、2ポートのみの下位モデル(右)。右側面を見ることで判別が可能だ
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