iPad AirやiPadでトラックパッドが使えるロジクール「COMBO TOUCH」を試して分かったこと(1/4 ページ)
iPadOSのリリース以降、Apple純正品以外でトラックパッド搭載キーボードを積極的にリリースするロジクール。今回は、第3世代iPad Airと第7世代iPad向けの新モデル「COMBO TOUCH」をチェックした。
iPadOS 13.4でトラックパッドが利用可能になったことで、iPad Pro向けには新しくトラックパッド搭載の「Magic Keyboard」が登場するなど、iPadをノートPCライクに使う環境が整備されつつある。iPad AirやiPadを使っていて、これらをうらやましく思う人も多いはずだ。
そんな中、ロジクールから、第3世代iPad Air(10.5インチiPad Pro)と第7世代iPadにそれぞれ対応した、トラックパッド付のキーボードとの一体型ケース「Logicool Combo Touch Keyboard Case with Trackpad」(以下COMBO TOUCH)が登場した。Apple Storeで先行販売されていたが、7月30日からは量販店店頭などでも購入可能になる。現時点では、トラックパッドを備えた一体型キーボードケースは純正品にないだけに、iPad Air/iPadのユーザにとっては、待望の製品ということになる。
今回はメーカーから機材を借用したので、その使い勝手をチェックしてみよう。なお製品はiPad Air用(ロジクール COMBO TOUCH for iPad Air/iPad Pro 10.5インチ トラックパッド付キーボードケース)と、iPad用(ロジクール COMBO TOUCH for iPad トラックパッド付キーボードケース)を用意しているが、今回は前者にて検証する。
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ロジクールの「COMBO TOUCH」。実売価格は、iPad Air用/iPad用いずれも2万460円となる(いずれも税込み、以下同)。なお、iPad Air用は旧10.5インチiPad Proにも対応する
トラックパッドを標準搭載しSurfaceに似たキックスタンドを備える
本製品は、いわゆるキーボード一体型の保護ケースだ。iPadと一体化して運用する一体型キーボードケースには、両側面や背面が空いたままの製品もあるが、本製品はボディー全体を覆う構造になっており、保護性能は高い。
ケース本体は軟質のプラスチックで、その表裏にPCバッグなどでよく見られる、防水性の高いファブリック素材を貼り付けた構造になっている。耐衝撃性は高いが、使い込んでいくと汚れがやや目立つことはあるかもしれない。
ケースの背面にはキックスタンドを装備しており、本体を背後から支える構造になっている。純正のSmart KeyboardやiPad Pro用のSmart Keyboard Folio、およびMagic Keyboardとは異なり、日本マイクロソフトのSurfaceシリーズに近い構造だ。キックスタンドの角度で画面の傾きを無段階で変えられる点も酷似している。
構造面で珍しいのが、キーボード部とケース部が完全に分離することだ。利用にあたっては、まずケースにiPad本体をはめ込んだ後、キーボードをマグネットで吸着させる。データのやり取りおよび給電はSmart Connector経由で行われるので、Bluetoothのようにペアリングを行う必要はない。
利用にあたり、専用アプリ(Logicool Control)のインストールを要求されるのも珍しい。このアプリは同社のSmart Connector対応製品専用のアプリで、バックライトがオフになるまでの時間設定が行える。見た限り、アンインストールしても着脱およびタイピングには支障はないようだが、詳細については不明なため保留としておく。
早速、トラックパッドを含めて使ってみよう。
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