iPad AirやiPadでトラックパッドが使えるロジクール「COMBO TOUCH」を試して分かったこと(4/4 ページ)
iPadOSのリリース以降、Apple純正品以外でトラックパッド搭載キーボードを積極的にリリースするロジクール。今回は、第3世代iPad Airと第7世代iPad向けの新モデル「COMBO TOUCH」をチェックした。
メリットの多い製品だがデメリットも知った上で選びたい
以上のように、トラックパッドの搭載、保護性能の高さなどメリットは多く、キーボードのキータッチも総じて良好だが、そのぶんボディーはゴツく、取り回しに影響を与えている点は注意したい。また、US配列であることも、あらかじめ織り込んでおく必要はあるだろう。
これら以外で、ネックとなるのは重量だろう。ケース部はキックスタンドと二層構造になっていることもあり、厚みはかなりのもので、重量もiPad Air本体込みだと1kgを超えてしまう。実質的にはiPad Airを2台分持ち歩いているのと変わらず、ためらってしまう人もいるだろう。
価格は税込み2万460円ということで、Smart Keyboard(1万8480円)よりも若干高額だが、こちらはトラックパッドが付属することに加えて、側面と背面も保護する機能があるため、同列に比較するわけにはいかないだろう。Magic Keyboard(11インチ用、3万4980円)の約3分の2であることを考えると、十分に安価と言える。
従って本製品を選ぶにあたっては、まずUS配列で問題ないかどうかを確認し、トラックパッドが使えるなどのメリットと、ボディーの大柄さや奥行きなどのデメリットを天秤にかけて判断することになるだろう。トラックパッド対応はもちろん、Smart Connectorに対応するサードパーティー製品は少なく、人気が出るのは間違いがなさそうだが、メリットとデメリットを知ってから選びたいところだ。
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