スリムでパワフル、4K対応でコスパ上々! 最新ゲーミングノートPC「ROG Zephyrus M15」の魅力:テレワークでも実力を発揮(1/4 ページ)
ASUSのゲーミングブランド「ROG」シリーズに、スリムタイプの「ROG Zephyrus M15」が投入された。従来のROGとは異なる新デザインを採用した新型はどうなのか。最上位モデルを試した。
ASUSTeKのROG Zephyrus M15は、薄型のフォームファクターと妥協のない体験を両立したプレミアムなゲーミングノートPCだ。
このたび、基本スペックを最新仕様に強化した2020年の最新ラインアップが登場した。国内モデルとして投入される3モデルのうち、GeForce RTX 2070 SUPER with Max-Q Designを搭載する最上位モデル「GU502LW (GU502LW-I7R2070)」を入手したのでレビューしよう。
“プレミアム”に生まれ変わったスリムボディー
液晶ディスプレイ天面に金属素材を利用したスリムなボディーは、高い剛性感と上質感を兼ね備える。シャープなフォルムと相まって、まるでスポーツカーのようなたたずまいだ。比較的シンプルなデザインだが、天面には光を反射してさまざまな色に光るプリズムドットパターン(Prismatic Dotted Camouflage)がプリントされており、従来のROGシリーズとは異なるテイストに仕上がっている。
具体的なボディーサイズは、約360(幅)×252(奥行き)×18.9〜19.9(厚さ)mm、重量は約2kgとゲーミングノートPCとしては薄型で軽量、扱いやすいサイズにまとまっている。
ACアダプターが重い(電源ケーブル込みの実測重量で約768g)ため、日常的な持ち運びには向かないが、PC本体はバッグなどへの収まりもよく、剛性感も高いことから、旅行や帰省の際などに持っていくなど、デスクトップPCや大型のノートPCではできない使い方ができる。
なお、バッテリーの公称駆動時間は約9時間となっている。JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0を基準にしているので、実際の駆動時間はそこまで届かないが、76Whと大きなバッテリーを内蔵しており、ビジネスアプリ中心の使い方ならば、公称値に近い駆動時間が期待できるだろう。
高度なゲーム体験ができる充実の基本スペック
CPUは、6コア12スレッドのCore i7-10750H(2.6GHz〜5.0GHz)を搭載する。第10世代Coreプロセッサ(開発コード名:Comet Lake-H)の中でも高性能ノートPC向けと位置づけられるモデルで、ゲーミングPCやクリエイター向けPCでは定番的に採用されているCPUだ。
ゲーム体験を大きく左右するGPUには、NVIDIA GeForce RTX 2070 with Max-Q Design(グラフィックスメモリは8GB)を備える。
ハードウェアレイトレーシングに対するRTコア、AI処理用のTensorコアも統合しており、リアルタイムレイトレーシングやDLSS(Deep Learning Super-Sampling)といった先進の高画質技術に対応したタイトルも快適にプレイ可能だ。
なお、「Max-Q Design」のGPUは、電力効率を重視した設計になっており、最大性能は通常のGeForce RTX 2070よりも下がる一方、発熱が抑制され、薄型ボディーと高い性能を両立しやすい仕様となっている。
CPUはCore i7-10750Hを採用。6コア12スレッドで標準周波数が2.6GHz、TDPは45Wで安定して高いパフォーマンスを発揮する。ゲーミング/クリエイター向けPCでは定番的に採用されているCPUだ
HWiNFOの詳細表示。CPU本来のTDPは45Wだが、PL1は70W、PL2は135WとデスクトップPC並みの数字が設定されている。Core i7-10750H搭載機としては最高クラスのパフォーマンスを期待できる
GPUはGeForce RTX 2070 with Max-Q Design(グラフィックスメモリは8GB)を搭載。優れた描画性能に優れ、先進的なタイトルを含め、ゲームを高画質または高フレームレートでプレイできる
続いて、ストレージやインタフェースを見ていこう。
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