新登場の第3世代「Fire TV Stick」は従来モデルとどのくらい変わった?:初代ユーザーは買い換え必至(3/3 ページ)
手頃な価格でモニターやTVをスマート化できるAmazonの「Fire TV Stick」に新モデルが登場した。ほぼ4年ぶりに生まれ変わった新型をチェックする。
初代のユーザーは買い替え必須。第2世代は使い方による
今回は主に従来の第2世代モデルと比較したが、さらにそのもう1つ前の初代モデルと比べた場合、レスポンスは雲泥の差だ。何せ初代モデルはリモコン操作に画面がなかなかついてこないレベルだったので、第2世代で高速化した時点で感動したものだが、今回の第3世代モデルではさらに差が開く形になっている。
初代モデルを所有しているユーザーにとって見逃せないのは、第2世代モデル以降、音量調整ボタンやミュートボタン、TVの電源ボタンがリモコンに搭載されたことだ。これにより、これらの操作のために本製品とTV、2台のリモコンを交互に操作する必要がなくなった。
そうした意味では、既存ユーザーが本製品に買い替えた場合、第2世代モデルのユーザーは普段の使い方によってはピンと来ない場合もあるだろうが、初代モデルのユーザーはリモコンの機能追加も合わせてその進化に驚くはずで、買い替える価値は非常に高い。実売価格は4980円とリーズナブルで、今後セールなどではさらに安くなる可能性もあり、うまく見極めてゲットしたいところだ。
注意点としては、解像度はフルHD止まりで、上位モデルの「Fire TV Stick 4K」(6980円)や「Fire TV Cube」(1万4980円)のように4Kには対応しないことだ。今回は実機で比較していないが、4Kモデルは第2世代モデル比で80%以上も高速化されているとのことで、既に4Kの視聴環境が整っている場合はもちろん、レスポンスの高速さを求める場合に、あらかじめこちらをチョイスする方法もあるだろう。
なお本製品は後日、インタフェースの刷新が予告されている(直近では、ライブ配信されているコンテンツを簡単に検索できる「ライブ」タブが追加された)。過去の例からして、おそらく古い世代のモデルについても対応する可能性が高いが、まず今回の第3世代モデルから対応と発表されていること、また世代が古いモデルは仮に対応してもレスポンスに難がある可能性もなくはないので(あくまでも予想である。念の為)、そういった恩恵をスムーズに受けるためにも、新しいモデルへの買い換えは、意味があると言えそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
新型「Amazon Fire TV Stick」が登場 パフォーマンス最大1.5倍でHDRとDolby Atmosに対応 9月30日に税込み4980円で発売
Amazonの映像デバイスのエントリーモデルが、第3世代に移行する。パフォーマンスを最大1.5倍に向上させつつも、消費電力は最大50%削減。HDRとDolby Atmosにも対応した。
AmazonがFire TV上に新たなタブ「ライブ」を日本で提供開始
Amazonは9月10日、Amazon Fire TVシリーズに「ライブ」タブ機能を追加した。これにより、視聴権利がある対応アプリを導入していれば、Fire TV上でライブ配信されているコンテンツを横断的に利用できるようになる。
Amazon、4Kストリーミングにも対応する「Fire TV Cube」第2世代モデルを発表
Amazonは、多機能TV接続デバイス「Fire TV Cube」第2世代モデルの発表を行った。
Amazon純正 スマートプラグで電源ボタンのない“あいつ”を操作する
Amazon純正のスマートプラグを利用すれば、音声で電源のオン/オフが行える。扇風機や電球などを使う際に重宝するが、電源ボタンのない“あいつ”も操作できるようになる。
Amazonのタブレット「Fire」を買ったらしておくべき5つのこと
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、Amazonの格安タブレット「Fire」シリーズを利用する際に、確かめておきたいTipsをまとめた。



