進化した Googleのスマートスピーカー「Google Nest Audio」、果たして買いか?:山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/3 ページ)
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする連載。今回は、「Google Home」の後継となる新モデル「Google Nest Audio」をチェックした。
Echoの「球体化」は本製品に吉と出る?
以上、ざっと使ってみたが、これまでにない斬新な新機能こそ見当たらないものの、Google Homeの後継として順当な進化を遂げている。HomeとHome Mini(Nest Mini)とで異なっていた操作方法が統一されただけでも、シリーズとしては意義がある。
従来のGoogle Homeから買い替える必要があるかどうかは、さらなる高音質を求めるかどうか、および前述のペア設定でのステレオ再生に魅力を感じるか、この2点に尽きるように思う。筆者はかなり使い込んで年季も入っていたので買い替えを選択したが、これらのポイントにいまいちピンと来ないという人は、スルーでも問題ないように思う。
ところで、本製品普及への追い風になるかもしれないのが、ライバルであるAmazon Echoのモデルチェンジだ。Amazon Echoシリーズは、この10月の第4世代へのモデルチェンジによって、従来の筒型ボディーから、ほぼ球形のボディーへとデザインが変更になった。
室内に置く場合、球形では奥行きが足りず棚に収まらない場合はあるはずで(第4世代Echoの奥行きは約144mmと、本製品の約2倍もある)、新規ユーザーがこれを嫌って本製品に流れる可能性は多少なりともあるかもしれない。
これまではボディーサイズによる選び方の違いはあっても、形状による選び方の違いというのはなかっただけに、新しい選び方の軸ができたという点にも、今後は少しばかり注目したいところだ。
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