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とびきりの完成度で死角なし! 画面付きスマートスピーカー「Google Nest Hub」を試してみた山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/3 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回はGoogleから発売された画面付きスマートスピーカー「Google Nest Hub」のファーストインプレッションをお届けする。

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 Googleから発売された「Google Nest Hub」(Google ストア価格で税込1万5120円)は、7型ディスプレイを備えた画面付きのスマートスピーカーだ。Google Homeファミリーとしては初のディスプレイ搭載モデルで、Amazonの「Echo Show」などに対抗しうる製品として期待は高い。6月12日に発売されたばかりの本製品を早速試してみた。

→・【後編】「Google Nest Hub」は画面付きスマスピで最高の完成度 気をつけるポイントは?

Google Nest Hub
「Google Nest Hub」。今回はチョーク、チャコール、アクア、サンドと4色あるカラーのうちチョークを試用した。ちなみに製品名の「Nest」は、Googleが買収した同名のスマートホーム機器メーカーに由来する
Google Nest Hub
「Google Nest Hub」のパッケージ

スッキリしたデザインで音声や画面タッチでも操作可能

 ボディーの外観は7型タブレットにスタンドを取り付けたような形状で、全体的に線の少ないデザインだ。ボディカラーの白には清潔感があり、どんな部屋にでもなじみやすい。台座のメッシュ部分は、従来のGoogle HomeやGoogle Home Miniと同じ意匠ゆえ、並べると同じシリーズだとすぐに分かる。

 本製品は7型というサイズゆえ、10.1型のEcho Showのような威圧感もない。同じ画面サイズの他社製品としてはLINEの「Clova Desk」があるが、本体下部にスピーカーを備えるせいで正方形に近い外観で高さが173mmもあるのに対し、本製品は約118mmと背も低く圧倒的にコンパクトだ。安定感も高く、デスクやベッドサイドに設置しても倒れる心配はまずない。

 操作は音声が基本だが、タッチスクリーンでも補助操作が可能だ。物理ボタンとしてミュートスイッチと音量ボタンも搭載されているが、いずれも背面に配置されており、正面からは存在を伺い知ることができない。そのため、正面からは非常にすっきりと見える。

 画面の上部、ノートPCだとフロントカメラがある位置にカメラはなく、調光センサーが搭載されている。そのためTV電話には対応しないが、そもそもTV電話機能は万人が利用するわけではなく、不要という人もいるだろう(筆者がそうだ)。むしろプライバシーの心配が皆無という点で、昨今のトレンドを捉えた仕様と言えなくもない。

Google Nest Hub
見た目は7型タブレットのようで、重量は約480gと10型クラスのタブレット並みだ。ちなみに画面上中央にあるのはカメラではなく調光センサーとなる
Google Nest Hub
付属品一式。従来のGoogle Homeシリーズと同様だ。端子はmicroUSBではなく、専用のACアダプターを利用する
Google Nest Hub
横から見たところ。Google Homeシリーズではおなじみとなる白とメッシュのツートンの意匠を採用する。スピーカーを内蔵したスタンドの角度は変更できない
Google Nest Hub
背面。ケーブルが真後ろに突出するのが惜しい。ケーブルを底面に差し込むGoogle Homeのように後方に飛び出ない配慮がほしかった
Google Nest Hub
上部にあるのはマイクの消音ボタンだ
Google Nest Hub
背面左にあるのは音量調整ボタン。片手で本体を挟むように押せるので操作性は良好だ
Google Nest Hub
CD-Rとのサイズ比較。7型ということでコンパクトだ
Google Nest Hub
奥行きがかなりスリムなのも特徴だ
Google Nest Hub
左から、Google Home、本製品、Google Home Mini。さすがに画面付きということで横幅は約178.5mmとかなりある
Google Nest Hub
その一方で、奥行きは約67.3mmと意外とコンパクトで、狭いスペースにも設置しやすい
Google Nest Hub
白とメッシュのツートンの意匠は従来モデルと共通で、一目でGoogle Homeファミリーの製品と分かる。左上がGoogle Home、手前がGoogle Home Mini、右上が本製品
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