Ryzen 9 5900HX×RTX 3080×300Hz液晶のモンスターPC「ROG Strix SCAR 17」を試す(1/5 ページ)
ASUS Japanから発売されるゲーミングノートPC「ROG Strix SCAR 17」は、ノートPC向けの最新CPUとGPUを搭載するだけでなく、さまざまなギミックを満載したモンスターモデルだ。
ASUS JAPANのゲーミングブランド「ROG」シリーズから登場した「ROG Strix SCAR 17 G733QS」(G733QS-R9XR3080EC3)は、最新CPUのRyzen 9 5900HXとGPUのGeForce RTX 3080を搭載したゲーミングノートPCだ。
eスポーツプレイヤー、コアゲーマーをターゲットとしており、リフレッシュレート300Hz対応の17.3型液晶ディスプレイ、さらにはオプティカルメカニカルキーボードの搭載、こだわりのボディーデザインなど、見どころ満載の製品となっている。評価機を入手したのでレビューしよう。
ROG Strix SCAR 17 G733QSは、17.3型300Hz対応の液晶ディスプレイ、Ryzen 9 5900HX、GeForce RTX 3080(グラフィックスメモリは16GB)など超豪華スペックを備えたゲーミングノートPCだ
スーパーカーのようなインパクト抜群ビジュアル
シャープなラインで構成されたダイナミックなフォルム、質感高いディテール、鮮やかなイルミネーションで彩られたスペシャル感のあるビジュアルは、「スーパーカー」と呼ばれるような、高級で特別なスポーツカーを連想させる。
キーボードだけでなく、前面底部、画面下、天板ロゴがRGB LEDでライトアップ可能だ。最大輝度が高く、非常に鮮やかなイルミネーションを楽しめる。発光カラーやパターンは、プリインストールされている「Armoury Crate」に含まれる「AURA Sync」ユーティリティーで制御できる。外部のAURA Sync対応デバイスと連動させることも可能だ。
使いやすいインタフェース構成
具体的なボディーサイズは、約395(幅)×282.1(奥行き)×23.4〜27.5(厚さ)mmで、公称の重量は約2.75kgだ。17.3型という大きな画面を搭載している割にはスリムでコンパクトなため扱いやすい。90Whのバッテリーを内蔵しており、約12.2時間のバッテリー駆動(JEITAバッテリー動作時間測定法 Ver2.0)が可能だ。
大きさや重さからバッテリー駆動させる機会はあまりないかもしれないが、停電時などには電源なしで長時間利用できるのはありがたい。スマートフォンのバッテリーなどとしても活用できるだろう。
通信機能は1000BASE-T対応の有線LANとWi-Fi 6、Bluetooth 5.1を標準で装備する。ディスプレイ出力は、HDMIの他、背面のUSB Type-C(DisplayPort Alternate Mode)でも可能だ。このUSB Type-Cは、USB 3.2 Gen 2(10Gbps)でのデータ転送、USB Power Delivery(100W)にも対応している。加えて、USB 3.2 Gen 1 Type-A(5Gbps)も3基搭載している。
2組のステレオスピーカーを内蔵したクアッドスピーカー構成で、臨場感あるサウンドを再生する。アレイマイクを備え、アップリンクとダウンリンク、両方のノイズキャンセリングに対応する。ただ、Webカメラが省かれている点は注意が必要だ。液晶上部のベゼル幅が非常に狭く、別の位置に搭載するくらいであればない方が良いという判断かもしれないが、何らかの形で実装してほしかったところだ。また、SDメモリーカードスロットも省かれている。
背面部にDC入力、有線LAN、HDMI出力、USB Type-C(3.2 Gen 2、DisplayPort Alternate Mode、USB Power Delivery対応)、USB Type-A(3.2 Gen 1)の各端子が並ぶ
続いて、内部スペックを見ていこう。
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