検索
連載

わずか590g! USB Type-C接続限定で驚きの軽さを実現したASUSの14型モバイルディスプレイを試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

さまざまなモバイルディスプレイを投入しているASUS JAPANから、同社初となる14型モデルが登場した。軽量ボディーとユニークな特徴を備えた本製品を試した。

Share
Tweet
LINE
Hatena

USB Type-Cでシンプル接続 メニューの操作性がやや難アリ

 では接続してみよう。といっても、本製品はUSB Type-C接続しかサポートしないため、接続方法も1通りしかない。本体左側面のポートに、USB Type-Cケーブルを接続した後、正面右下にある電源ボタンを押してオンにするだけだ。

MB14AC
左側面にあるUSB Type-Cポートにケーブルを接続する。ポートはこの1つだけなので迷いようがない
MB14AC
続いて、本体右下の電源ボタンを押す。こういった独立した電源ボタンを備えるのは、モバイルディスプレイでは珍しい
MB14AC
レノボ・ジャパンの「ThinkPad X1 Carbon」(2019)と並べた状態。ともに14型ということでバランスはよい
MB14AC
斜め方向から見た際の視野角も広い
MB14AC
本体が薄いことから、ノートPCの右側面に並べるとコネクターが干渉しがちだ。配置を若干後ろにずらす必要がある
MB14AC
プレゼン用途での背中合わせでの配置も問題なく行える。本体が倒れないように気をつけよう
MB14AC
縦置きでの利用にも対応する。ベゼル幅がなるべく気にならないようにするためには、この写真とは逆にPCの左側に配置した方がよいかもしれない
MB14AC
ベゼル幅は左右、上部ともに実測で6.5mmだった。かなりスリムだ

 OSDメニュー操作用のボタンは、本体正面の左下に搭載されている。右側面でなく正面なのは、本体を縦置きにした場合に、右側面だとちょうど底にあたる位置に来てしまうからだろう。ボタンは薄型のプッシュ式で、ジョイスティック構造などは備えていない。

 操作方法はややクセがあり、左側のボタンが決定、右側のボタンが項目の順送りとなっており、1つ前の階層に戻るためには、項目の一番下に並ぶ、「戻る」を意味する矢印マークを選択する。ボタンの数が限られているがゆえの措置だが、操作性は正直よくない。無理をせずに「戻る」ボタンを追加した方がよかっただろう。

 メニューについては、初期状態では通常メニューとブルーライトカットメニューが並列に並んでおり、やや違和感があるが、これはOSDメニューの「ショートカット」で設定した「ブルーライト」が表示されているだけで、自由に変更することが可能だ。

 一般的に、モバイルディスプレイで利用頻度が高い設定項目と言えば「音量調節」と「明るさ調整」の2つだが、本製品はスピーカーを内蔵しておらず、音量調整メニューは不要なため、このショートカットには「明るさ」を割り当てておくべきだろう。ちょっとしたことだが、これだけでずいぶんと使いやすくなる。むしろこちらが初期値として設定している方が望ましい。

MB14AC
2つのボタンを使って、OSDメニュー項目の順送りおよび決定を行う。一度押すと「メニュー」と「ショートカットに登録されている項目」(初期値ではブルーライト低減)が並んで表示される
MB14AC
メニューの内容は至って一般的だ。8種類の表示モードを備える
MB14AC
ショートカットに設定されている項目が、メニュー非表示状態でボタンを1度押した時に表示される仕組みだ
MB14AC
初期値は「ブルーライト低減」となっているので、「明るさ」に変更する
MB14AC
これにより、メニュー非表示状態でボタンを押した時に「ブルーライト」ではなく「明るさ」が表示されるようになる
MB14AC
メニューを経ずに画面の明るさ調整が可能になる。利用頻度を考えると、これが初期設定であるべきだろう
MB14AC
メニューの中には「自動回転」もあるが、PC側にユーティリティーが導入されていなければ、オンにしていても挙動に変化はない。画面の縦横を切り替えるだけならば、Windowsのディスプレイ設定にある「画面の向き」で指定した方が手軽だ

 最後に、本製品のユニークな部分を見ていく。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る