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じか付けスタンドで縦置きも可能な15.6型モバイルディスプレイ「VG1655」を試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

さまざまな液晶ディスプレイを取りそろえているビューソニックジャパン(ViewSonic)から、15.6型のモバイルディスプレイが登場した。本体背面にスタンドを備えた「VG1655」を試してみた。

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USB Type-CとHDMIに両対応しOSDはジョイスティックで操作

 では実際に接続してみよう。ポート類は左側面に集中しており、右側面にポートやボタン類が何もない。イヤフォンジャックまで左側面にあるのは珍しいが、これは本製品を縦向きでも使えるようにするための配慮だろう。

 接続方法はUSB Type-CとHDMIの2通りだ。USB Type-Cケーブルで接続する場合は、ケーブル1本で映像信号の伝送と給電が行え、HDMIケーブルで接続する場合は、別途USBケーブルによる給電が必要になる。ちなみにUSB Type-Cは2ポートあるが、どちらも信号伝送に対応する。

 個人的にプラスに感じたのは、付属のUSB Type-Cケーブルだ。一端がL字コネクターを採用しているため、本製品側/ノートPC側どちらに接続するにしても、取り回しがよく重宝する。実用性を重視したこのような配慮はありがたい。

VG1655
2基のUSB Type-CとminiHDMIポート、さらにイヤフォンジャックを備える
VG1655
USB Type-Cケーブルは一端がL字になったタイプで、取り回しがよい
VG1655
USB Type-C接続は2ポートのどちらも信号伝送に対応する
VG1655
L字になったコネクターを使えば、側面の出っ張りを最小限に抑えられる。もちろんPC側に挿してもよい
VG1655
レノボ・ジャパンのモバイルPC「ThinkPad X1 Carbon(2019)」と並べた状態。14型と15.6型だがバランスは良好だ
VG1655
斜め方向から見たところ。この写真ではやや暗めに見えるが視野角は十分に広い
VG1655
本製品は下部にやや厚みがあるので、ノートPCの側面にピッタリ並べた場合も、ケーブルのコネクターが干渉することによる段差が起こりにくい。ケガの功名といったところだ
VG1655
プレゼン用途で背中合わせに設置する場合も、角度調整が容易に行えるスタンドが役に立つ
VG1655
ベゼル幅は実測で左右が5.5mm、上が4.5mmとかなりの狭額縁設計だ

 OSDメニューは、本体背面にあるジョイスティックを使って操作する。同様のギミックを持つ製品はエプソンの「LD16W61」やアイ・オー・データ機器の「LCD-CF161XDB-M」などがあるが、本製品のジョイスティックは上下/左右への移動と押し込みの感触がはっきりしており、推し間違えにくいのは利点だ。

 ただし明るさ調整/音量調整という、利用頻度が高いメニューも他と同じ階層にあるのはいただけない。他社製品と同じように、この2つだけはメインメニューを経由せずに直接呼び出せるショートカットがほしい。

VG1655
メニューは背面のジョイスティックを使って操作する
VG1655
実際には、このように背後に指を回すようにして操作することになる
VG1655
メニューは以前紹介したエプソンの「LD16W61」と非常に似通っている。ジョイスティックで操作するのも共通だ
VG1655
一度スティックを押し込んだ時に表示されるショートカットメニュー
VG1655
それゆえ、音量は通常メニューからの操作になる。階層が深いのがネックだ

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