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「ROG Strix XG16AHPE」なら144Hz対応でゲームもWeb画面もなめらか! ASUSのモバイルディスプレイを試すモバイルディスプレイの道(2/3 ページ)

選択肢が広がるモバイルディスプレイだが、ASUS JAPANの「ROG Strix XG16AHPE」は144Hzの高速リフレッシュレートに対応したゲーミング用途のユニークな1台だ。その実力をチェックした。

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機能は充実 一体型キックスタンドは奥行きを取る点に注意

 では、実際に接続してみよう。接続方法はUSB Type-CもしくはmicroHDMI経由のいずれかとなる。USB Type-C接続の場合は、DisplayPort Alternate Modeによりケーブル1本での駆動が可能だ。

 なお、USB Type-Cポートは2基搭載されており、一方は給電専用となっている。HDMIで接続する場合は、このポートを使って給電を行う仕組みだ。また内蔵バッテリーの充電もこのポートを用いて行う。

XG16AHPE
2基のUSB Type-CポートとmicroHDMIポートを装備する。USB Type-Cポートのうち、1基は給電専用だ
XG16AHPE
横に並べた状態。比較対象は14型ノートPCだが、並べてもバランスは悪くない
XG16AHPE
この写真ではやや暗く写っているが、実機では斜め方向からでもそれほど極端に暗くなることはなく許容範囲だ
XG16AHPE
背後から見た状態。ノートPCの右側に沿って設置するとケーブルが干渉しがちだ
XG16AHPE
ベゼル幅は、上部および左右とも約8mmある。画面との間には段差があるタイプだ

 リフレッシュレートは144Hzということで、ゲームはもちろん、Webサイトの縦スクロールなどでも、動きはなめらかだ。本製品はゲーミング用途の製品ではあるが、平常時は縦置きにしてWeb閲覧で使うニーズはあるはずで、そうした場合にも重宝する。

ノートPCのディスプレイ(左)と本製品(右)を並べ、スロー撮影した動画。左はスクロール中に文字が読み取れないのに対し、右は問題なく読み取れる

 気をつけたいのが、キックスタンドの奥行きだ。通常のモバイルディスプレイが10〜15cm程度の奥行きがあれば問題なく設置できるのに対して、本製品はキックスタンドに奥行きがあるせいで、20cm程度のスペースが必要となる。そのため壁に沿っての設置や、ノートPCと背中合わせでの設置が苦手なので、奥行きに余裕がない場所での利用には注意したい。

 ただし本製品の場合、一体型スタンド以外に手持ちの三脚を使えるなど汎用(はんよう)性は高いので、それらを使ってカバーすることはできる。キックスタンドを折りたたんでしまえば背面に段差もないので、市販のタブレットスタンドを使って立てるなど、融通も利く。

XG16AHPE
背面から見たところ。一体型キックスタンドは、かなり奥行きを取っているのが分かる
XG16AHPE
ノートPCとぴったり背中合わせにするのは不向きだ
XG16AHPE
キックスタンドは、横置きだけでなく縦向きでの設置にも対応する
XG16AHPE
ただし、この場合も奥行きはかなり必要だ
XG16AHPE
背面中央のネジ穴に市販の三脚を取り付けることもできる
XG16AHPE
取り付けた状態。こうした自由度の高さは本製品の大きなメリットだ

 メニューを操作するボタン類は、この種の製品としては珍しく、右側面ではなく上面に搭載されている。これにより、本製品を縦置きにしても、ボタンが下敷きになることなく操作が行える。

 ボタンの数も4つあり、少ないボタンでむりやり項目を移動したり上の階層に移動したり……という強引さは感じない。ただし、同じボタンでも画面によって役割が変わるので(電源ボタンが「戻る」や「キャンセル」になる場合がある)、慣れるまでは多少戸惑う。

XG16AHPE
本体右上に4つのボタンを設置している。右端は電源ボタンだ
XG16AHPE
各ボタンには、それぞれ役割が割り振られている。同じボタンが画面によって異なる意味を保つ場合があるのがやや使いづらいものの、慣れれば問題はない
XG16AHPE
メニューは3ペイン式で分かりやすい
XG16AHPE
現在の接続方法(USB Type-C/HDMI)、画面解像度、リフレッシュレート、表示モード、バッテリーの残量といった情報はメニュー画面右上に表示される

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