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シンプルで安価! 165Hz対応の27型液晶ディスプレイ「PX273 Prime」で遊ぶ(2/3 ページ)

Pixioの27型ゲーミングディスプレイ「PX273 Prime」は、フルHD表示ながら実売3万2000円前後と手頃な価格ながら、165Hzのリフレッシュレートをサポートする1台だ。実際の使い心地をレポートする。

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プリセットメニューは豊富に用意

 IPSパネルのため発色はよく、HDRにも対応しており(コンテンツがサポートしていれば)鮮やかな映像表示を楽しめる。27型と大きめな画面で、テキストや画像、動画も大きく見られるのはうれしい。ただ、ハード面ではかなり魅力的な点が多かった一方で、OSDメニューのプリセットは少々扱いづらかった。

 スティックを押し込むとメインメニューが開く。OSDメニューを開いていない状態でスティックを倒すと、上で出力端子切り替え、左で映像表示プリセットの切り替え、右で「ゲームアシスト」機能、下で明度の調整が可能だ。

PX273 Prime
OSDメニューの画面
PX273 Prime
プリセットの切り替えは、OSDを表示していない状態でスティックを左に倒しても行える

 本製品には「スタンダード」「ユーザー設定」「Movie」「Photo」「RTS」「FPS1」「FPS2」と映像表示のプリセットがあり、「FPS2」以外は全てのプリセットで映像の明度やコントラストを調整できるが、一通り確認した限りでは明度の違い以外にあまり差を感じられなかった。公式サイトからダウンロードできるマニュアルにも表記がなかったが、これはユーザー自身で最適な見た目を作ってほしいということなのだろう。

PX273 Prime
ディスプレイのコントラストを最低まで下げた状態
PX273 Prime
こちらは最大にした状態。映像設定の幅は広めで、これを駆使してプリセットごとの設定をユーザー自身の好みにカスタマイズしたい

 映像表示では、他に黒い部分の表示強度を変える「ブラックイコライザ」、鮮明度を上げる「ウルトラビビッド」、ブルーライトを低減する「ブルーライトフィルター」がある。「ゲームアシスト」機能では90秒までのタイマーやクロスヘア(照準用のマーク)、フレームレートのカウンターをディスプレイ上に表示できる。

PX273 Prime
「ブラックイコライザ」を最低にすると画面の黒が濃くなる
PX273 Prime
最大にすると暗かった部分も白っぽくなる
PX273 Prime
ブルーライトフィルターは少々分かりづらいが、最低では青っぽくなる
PX273 Prime
最大では青色が抜けて黄色っぽく見える。目に負担をかけるとされる青色の光を低減するためだ
PX273 Prime
クロスヘアはディスプレイの中央に表示され、15/30/45/60/90秒で設定できる
PX273 Prime
FPSカウンターは右上、タイマーは左上に表示される

 加えてHDRとDCR(Dynamic Contrast Ratio)に対応していて、有効にすると暗い映像でディスプレイを暗く、明るい映像では明るくディスプレイ明度を調整する。

 本製品のリフレッシュレート変更は全てPC上で完結するので、ディスプレイ側で操作する項目はない。「オーバードライブ」(OD)の項目もあるが、これは応答速度を変えるためのものだ。

 画面のチラつきを抑えるAMDの技術「AMD FreeSync Premium」やG-Sync Compatibleに対応し、Xbox Series X|Sなどでも120Hz表示が行える。

PX273 Prime
OSDメニューは位置の調整が行える
PX273 Prime
透明度も調整可能だ

 最後に、ゲームプレイで本機を使ってみよう。

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