Microsoft、「Teams」のみのサブスクリプション「Teams Essentials」の提供を開始
米Microsoftは12月1日(現地時間)、Web会議サービス「Teams」のみのサブスクリプションプラン「Microsoft Teams Essentials(Teams Essentials)」の提供を始めた。1ユーザー当たりの日本価格は税別月額430円だ。
米Microsoftは12月1日(現地時間)、Web会議サービス「Teams」のみのサブスクリプションプラン「Microsoft Teams Essentials(Teams Essentials)」の提供を始めた。日本価格は1ユーザー当たり月額430円(税別、以下同様)だ。
既に、日本マイクロソフトのWebサイトで購入可能になっている。Web会議にZoomを利用している企業ユーザーを狙ったプランと言えるだろう。
Microsoftは2021年5月に個人向けに無償版のTeamsの提供を始めているが、今回提供を始めたものは、この無償版を基に会議の時間制限や人数制限を緩和したものだ。
具体的にはグループ会議の時間が無償版では最長60分だったところ、Teams Essentialsでは最長30時間に、会議の参加者が最大100人だったところをTeams Essentialsでは最大300人まで緩和した。加えて、1ユーザー当たりのクラウドストレージの容量も5Gバイトから10Gバイトまで増量し、24時間365日の電話/Webサポートを利用できるようになった。
ただし、1ユーザー当たり月額540円の「Microsoft 365 Business Basic」なら、Web版のMicrosoft Officeの他、Teams会議の録画/録音と文字起こし、1ユーザー当たり1Tバイトのクラウドストレージ、独自ドメインも設定可能なメールサービス、セキュリティ対策機能などを利用できる。
またMicrosoftは近日中に提供予定の機能として、TeamsでGoogleカレンダーを利用する機能を挙げた。既ににOutlookのカレンダーをメンバーと共有してスケジュールを確認したり、会議の予定を設定したりすることなどが可能になっているが、これがGoogleカレンダーでも実現する。
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