13.3型なのに重量は12.9インチiPad Proの約半分! 異次元の軽さが光るモバイルディスプレイを試す:モバイルディスプレイの道(1/3 ページ)
小型のモバイルディスプレイも選択肢が増えているが、リンクスインターナショナルの13.3型モデル「Quintokuta 5Z133-V2」は、群を抜く軽量ボディーが見どころの1台だ。
リンクスインターナショナルの「Quintokuta 5Z133-V2」は、13.3型のモバイルディスプレイだ。本体重量はわずか約348gと、軽量をアピールするモバイルディスプレイの中でも、突出した軽さが光る製品になっている。メーカーから機材を借用したので、レビューをお届けする。
ボディーサイズがほぼ同じ12.9インチiPad Proの約半分の軽さ
まずは基本的な仕様をざっと押さえておこう。光沢仕様の画面サイズは13.3型で、画面解像度は1920×1080ピクセル、IPS方式の液晶を採用している。タッチ操作には非対応だ。もともと13.3型といえば非光沢の製品はそれほど多くないのだが、本製品もその例に漏れない。
ちなみに本製品の従来モデルにあたる「5Z133」は、本製品と違って非光沢仕様となっている。重量など若干の違いはあるが、本製品のギラついた画面が合わないようであれば、そちらをチョイスする手もあるだろう(現時点では併売となっている)。
最大輝度は230ニトで、応答速度は6ms、コントラスト比は800:1だ。リフレッシュレートは60Hz、視野角については公表されていない。本体にはスピーカーを内蔵する他、3.5mm径のイヤフォンジャックも搭載するなど、音声系の機能は充実している。
スタンドについては、現行のモバイルディスプレイによくあるカバー兼用タイプだ。本体をぐるっと一周させてマグネットで吸着させ、輸送時にキズや衝撃から本体を守る仕組みである。背面には段差があり、カバーで覆った状態でも下およそ3分の1ほどは露出するので、あくまでも画面保護を目的としたものと考えた方がよい。
接続方法は、miniHDMIとUSB Type-Cの2通りに対応している。付属品については、この2通りの接続方法に対応したケーブルが付属する。電源供給専用のケーブルは付属しておらず、HDMI接続時はUSB Type-Cケーブルを使って給電を行う。
そして本製品の最大の特徴は、何と言っても実測で347gという軽さだ。カバー兼用スタンド込みだと実測で578gになるとはいえ、軽量をアピールする他社の13.3型モデルは、その多くが本体のみで500gを超えることを考えると、異次元と言っていい軽さだ。
余談だが、本製品は13.3型ということで、アスペクト比こそ異なるものの12.9インチiPad Proと画面サイズはほぼ同じなのだが、 こちらは公称で約682g(Wi-Fiモデルの場合)と、本製品の約2倍だ。本製品の軽さがいかに突出しているかが分かる。
続いて、メニュー画面や接続性などをチェックする。
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