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高い性能が求められるビジネスシーンにThinkPadのモバイルワークステーションをお勧めする理由(1/2 ページ)

「ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)」は、多彩なラインアップをそろえるレノボ・ジャパンのノートPCだ。モバイルワークステーションモデルならではの安定性や信頼性、そして優れた入力環境は一般のビジネスシーンでも大いに役立つ。最新モデルを細かくチェックした。

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 レノボ・ジャパンの「ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)」は、14型液晶ディスプレイを搭載するモバイルワークステーションだ。最軽量モデルで約1.47kgのボディーに、Intelの第11世代Coreプロセッサや高速SSD、GPUにNVIDIA T500を採用するなど高い性能を凝縮している。ノートPCのハイエンドモデルよりも上位の位置づけとなる、ワークステーションモデルならではの高い信頼性、作業性、安定性、互換性も兼ね備える。

 一方、ビジネスの現場では在宅ワークオンリーから、出社やテレワークを交えたハイブリッドワークに転換しつつある。日常的にビデオ会議が行われるなど、ノートPCで行う作業の負荷が増したことで、パフォーマンスや使い勝手に優れたノートPCの需要が増している。

 ワークステーションならではの要素はビジネス向けのPCとしても魅力的に感じるが、実際のところはどうだろうか。実機を入手したので、じっくり見ていこう。

ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
ThinkPad P14sは、厚さ約18.9mm、重量約1.47kgのモバイルワークステーションだ。ワークステーションならではの高い互換性、信頼性、ThinkPadならではユーザビリティーを兼ね備えており、ビジネスPCとしても魅力的なモデルになっている

気軽に持ち運べるスリムで頑丈なボディー

 ThinkPadの上位モデルらしいマットブラックのボディーは、高い質感とソリッドな剛性感を兼ね備える。ボディーの厚さが約18.9mmとスリムで、重量は約1.47kg(最軽量モデルの場合)と、特別軽量というわけではないが、持ち運びは苦にならない。GPUやそれに伴う冷却機構を搭載している分、重量増は自明の理であろう。

 米軍の調達基準として知られるMIL-STD-810Hに準拠した耐久テストを含めた、独自の厳しいチェックが実施されており、安心して持ち運んでの利用が可能だ。

ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
ボディーカラーは、ThinkPadの伝統であるマットブラックだ。天板、キーボードベゼル、ボトムカバーまで、質感の高い塗装で仕上げられている
ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
底面には吸気口の穴がある。ボディーサイズは、約329(幅)×227(奥行き)×18.9(厚さ)mmと、最新の14型液晶ディスプレイを搭載したノートPCとしては標準的で、かつての13.3型ノートPCとほぼ同等のサイズ感だ

最長約14.6時間のロングバッテリーを採用し急速チャージにも対応

 バッテリー容量は50Whと一般的なモバイルPCよりも多めで、Core i5モデルで約14.6時間、Core i7モデルで約13.1時間(4K UHD液晶搭載モデルのみ約10.7時間、いずれもJEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0)のバッテリー駆動が行える。1日のビジネスタイムを余裕を持ってカバーできるようになっている。

 標準のACアダプターは、USB Power Delivery(PD)に対応した65W仕様だ。急速充電もサポートしており、パワーオフ状態なら約2.27時間でフル充電が完了する。

 持ち運びに適したサイズ感と重さ、気兼ねなく使える頑丈さとロングバッテリーライフを兼ね備える点は、ハイブリッドワークを想定した場合にも大いに魅力的だ。

ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
標準のACアダプターは、USB Power Deliveryに対応した65W仕様だ。ボディーにはThunderbolt 4対応のUSB Type-C端子が2基あり、どちらも充電端子として利用できる

第11世代Coreプロセッサ搭載によるパワフルな処理性能

 ハイブリッドワークにおいては、日常的に使用するPCのパフォーマンスが生産性に大きく影響する。写真や動画を扱う場面も増えてきており、「オフィスソフトの画面を共有しながらZoomやMicrosoft Teamsでリモート会議を行う」といったことも日常的になってきた。そのぶんPCの負担が増え、快適に作業するためのCPUやGPUのパワー、メモリ容量が必要になっている。

 その点で、モバイルワークステーションであるThinkPad P14sが備える基本スペックはとても心強い。

 開発コード名「Tiger Lake-UP3」で知られる、Intelの第11世代Coreプロセッサのモバイル向けCPUを搭載する。数年前のノートPCとは比べものにならないパワフルな処理性能を持つことに加え、メモリとストレージはBTOで柔軟なカスタマイズを行える。メモリは最大48GBまで、ストレージも高速なPCI Express SSDを最大2TBまで内蔵できるので、業務に最適な条件でオーダーすることが可能だ。

 ちなみにThinkPad P14sは、ユーザーでも比較的簡単にメモリやストレージの増設/交換作業ができる構造になっている。こういった作業に慣れている人にとっては、見逃せないポイントだろう。

ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
基本システムは開発コード名「Tiger Lake UP3」こと、モバイル向けの第11世代Coreプロセッサを採用する。評価機はミドルレンジのCore i5-1135G7を備えていた。4コア8スレッド、最大周波数4.2GHzというパワフルな仕様で、ビジネスシーンはもちろん、クリエイティブ用途にも対応できる
ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
ストレージはPCI Express(NVMe)対応SSDを採用する。PCの起動やスリープからの復帰、アプリケーションの起動などレスポンスに優れ、快適な使用感を実現している。評価機は、SKHynix製のPCI Express 3.0 x4対応SSDを搭載していた
ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
底面のカバーは数本のネジとツメで固定されており、ネジを回せば比較的簡単に外せる。カバーを取り除けば、メモリソケット(SO-DIMM)とストレージ用のM.2ソケット(2280)にすぐにアクセス可能だ
ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
最近のスリムノートPCはメモリの増設や換装が行えないモデルが多いが、購入後にメモリを増設できるのは、ワークステーションモデルならではのメリットだ

GPUにNVIDIA T500を搭載 信頼性の証であるISV認証を取得

 さらに、グラフィックス機能としては、CPU内蔵のIntel Iris Xe Graphicsに加え、NVIDIA T500(グラフィックスメモリは4GB)も装備する。

 Webブラウザやオフィスアプリ、ビデオ会議ツールなどは内蔵GPU、クリエイティブアプリやCADツールなどはNVIDIA T500と、両者はアプリによって自動的に最適に使い分けられる。

 NVIDIA T500はエントリークラスのGPUではあるが、NVIDIA GPUはクリエイティブやエンジニアリング分野で長年の高い実績があり、互換性、安定性の面で評価が高い。4GBの専用メモリを搭載しているためメインメモリの使用量を減らすことができ、GPUを活用した描画処理、アクセラレーションも快適に利用できる。

ThinkPad P14s Gen 2(第11世代インテル)
外部CPUとして、NVIDIA T500を搭載する。ワークステーション向けのISV認証も取得しており、プロユースのCADツールなど描画の正確な互換性が求められる業務にも安心して導入できる

 最近ではビジネスでの生産性を高めるべく、支給されたノートPCに外付けディスプレイの接続を推奨されるケースが多い。特にビデオ会議ではノートPCで映像を見つつ、液晶ディスプレイでメモ書きや議事録を取ったり、オンライン研修の動画を見ながら作業を行ったり、プレゼンテーション用の資料を作成したりと、デュアルディスプレイの効果は劇的だ。

 従来のフルHD(1920×1080ピクセル)だけでなく、4K UHD(3840×2160ピクセル)以上の画面解像度を備えたディスプレイも安価になってきている。そのような高解像度ディスプレイを複数つないだ際も(本機は最大3台の外付けディスプレイを接続可能)、CPU内蔵GPUだけではシステムへの負荷が増えるが、NVIDIA T500を備えた本機であればそういった心配は避けられる。

 なお、NVIDIA T500を搭載したThinkPad P14sは、ISV(独立系ソフトウェアベンダー)によるテストでアプリケーションとの互換性や安定稼働、高い運用性を評価され、ISV認証を取得している。プロユースの3D CADツールを利用した機構設計や建築など、描画の正確な互換性が求められる業務でも安心して利用することが可能だ。


提供:レノボ・ジャパン合同会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2022年6月22日

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