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Adobe AcrobatとReaderに任意コードの実行など複数の脆弱性 セキュリティアップデート配信開始
Adobeが同社製品に関するセキュリティ情報を発表した。複数の製品が対象になっている。
Adobeは7月12日(現地時間)、同社のAdobe AcrobatおよびReaderで任意のコードを実行される可能性を含む、複数の脆弱(ぜいじゃく)性に対応したセキュリティアップデートの配信を開始した。
対象となるのは、WindowsおよびMacの以下の製品だ。
- Adobe Acrobat DC Continuous(22.001.20142以前のバージョン)
- Adobe Acrobat Reader DC Continuous(22.001.20142以前のバージョン)
- Adobe Acrobat 2020 Classic 2020(Windows/20.005.30334以前のバージョン)
- Adobe Acrobat 2020 Classic 2020(Mac/20.005.30331以前のバージョン)
- Adobe Acrobat Reader 2020 Classic 2020(Windows/20.005.30334以前のバージョン)
- Adobe Acrobat Reader 2020 Classic 2020(Mac/20.005.30331以前のバージョン)
- Adobe Acrobat 2017 Classic 2017(Windows/17.012.30229以前のバージョン)
- Adobe Acrobat 2017 Classic 2017(Mac/17.012.30227以前のバージョン)
- Adobe Acrobat Reader 2017 Classic 2017(Windows/17.012.30229以前のバージョン)
- Adobe Acrobat Reader 2017 Classic 2017(Mac/17.012.30227以前のバージョン)
修正された脆弱性はCVE番号ベースで22件、そのうち15件は深刻度が「緊急(Critical)」と評価されている。
なお、Adobe AcrobatとReader以外にも、Adobe RoboHelp、Adobe Character Animator、Adobe Photoshopにそれぞれセキュリティアップデートが配信されている。
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