GoogleがChromeのサードパーティーCookie廃止を2024年後半まで延期
Googleが、ChromeブラウザのサードパーティーCookie完全廃止開始期日を2024年まで延期すると発表した。延期は2度目となる。
Googleは7月27日(現地時間)、ChromeブラウザでのサードパーティーCookie廃止を2024年後半まで延期すると発表した。なお、サードパーティーCookie廃止の延期は、今回で2度目となる。
Googleはプライバシー関連で問題視されているサードパーティーCookieを廃止、代わりに「プライバシーサンドボックス」イニシアチブで「Topics」などの代替技術の開発を進めている。
現在、開発者らがこういったプライバシーサンドボックスAPIのテストを実施しているが、評価やテストにより多くの時間が必要とのフィードバックが多数寄せられていたという。
このため、サードパーティーCookie廃止を延期し、プライバシーサンドボックスAPIのテストウィンドウを拡張することにしたとしている。その一環として、プライバシーサンドボックスのテストが8月初旬から世界中で数百万人のユーザーに拡大される。
その後、2023年第3四半期までにプライバシーサンドボックスAPIの一般提供を開始し、2024年第3四半期からサードパーティーCookieを段階的に廃止する計画になっている。
サードパーティーCookieの廃止は、もともと2022年内を予定していたが、2021年6月に「イニシアチブを正しく推進するには、エコシステム全体でより多くの時間が必要」として2023年後半まで延期を発表していた。
なお、AppleのSafariでは、既にサードパーティーCookieをデフォルトでブロックしている。
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