ビデオ会議もゲームも音楽鑑賞も楽しめるヘッドセット「ROG Fusion II 500」を試す(2/3 ページ)
ASUS JAPANのゲーミングヘッドセットで上位モデルとなる「ROG Fusion II 500」。ブームマイクを省いたヘッドフォンのような外観に、高性能なDACやノイズキャンセリング機能付きを備えることで、さまざまな用途に対応が可能な1台だ。
Armoury Crateで設定をする
ASUS JAPAN製品は「Armoury Crate」というユーティリティーでさまざまなセッティングが行える。Fusion IIのメニューには「オーディオ」「LEDライト」「ファームウェアの更新」という3つのタブが用意されている。
この中でも重要なのがオーディオ設定だ。ここでは再生できる音源の周波数とbit数、7.1chバーチャルサラウンドのオン/オフ、マイクのAIノイズキャンセリングといった設定が可能だ。それぞれがどのような役割を果たしているのかは、マウスでポイントすると表示されるので分かりやすい。
オーディオタブで重要となるのは、「デバイス設定」にある周波数とbit数の設定だ。これが16bit/41.4kHzのままだとハイレゾ音源が生かせないので注意したい。「リバーブ」や「イコライザー」などの音響設定は、自分の好みでセッティングしたいところだ。
次に重要なのが「AIノイズキャンセリング」だ。これにチェックを入れておくと自分の音声だけが拾われ、余計な雑音が入らなくなり、会話に集中できる。またブームマイクは省かれており、イヤーカップ内にAIビームフォーミング無指向性マイクが内蔵することで、口元以外からの雑音を排しているという。見た目がスッキリとするのもポイントだろう。
試しにAIノイズキャンセリングオン/オフをしたものと、「低」「中」「高」で変化させた音源を用意したので確認してほしい。
上記の音声ファイルを聞くと分かるが、ノイズキャンセリングを入れた途端、周囲の音がきれいに消えた。ノイズキャンセリングは「低」「中」「高」の3段階が用意されており、いずれてもAIノイズキャンセリングはかなり効果があるということが分かる。利用状況に応じて選ぶといいだろう。
一方の7.1chバーチャルサラウンドだが、オンにすると音の広がりは感じるものの、高音が強調されすぎる傾向があり、ゲームによってオン/オフを選んで使った方がよいだろう。筆者は「PUBG :BATTLEGROUNDS」や「DEATH STRANDING」で試してみたが、特に気になることはなく、敵の来る位置が音でも特定しやすく感じた。
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