普段使いのモバイルPCとして魅力的! ASUS JAPANの「Zenbook 14 OLED」(UX3402ZA)を試す(1/3 ページ)
ASUS JAPANが豊富に用意するノートPC製品の中で、パワフルな性能とスタイリッシュなボディー、さらに可搬性のバランスを備えたのが「Zenbook」シリーズだ。その中の14型モデルとなる「Zenbook 14 OLED」(UX3402ZA)シリーズを試した。
ASUS JAPANは8月25日、有機ELディスプレイに第12世代Intel Coreプロセッサを搭載したスリムな14型ノートPC「Zenbook 14 OLED」(UX3402ZA)シリーズを発売した。
Zenbookシリーズは同社のノートPCの中ではプレミアムシリーズとなっており、8月4日にはセカンドディスプレイを搭載した「Zenbook Pro 14 Duo OLED」や、クリエイター向けのハイスペックな「Zenbook Pro 16X OLED」、ASUSノートPCが宇宙へ旅立って25周年を記念した14型の特別モデル「Zenbook 14X OLED Space Edition」などが発表されている。
こういったハイスペックで尖った仕様が多いZenbookのラインアップの中にあって、Zenbook 14 OLEDは大画面とパフォーマンスを両立させた、ビジネスもプライベートも1台で済ませたいという人に向けた普及モデルとでも言うべき位置付けのモデルになっている。
Zenbook 14 OLEDは、Windows 11 HomeでCore i7-1260P搭載モデルとCore i5-1240P搭載モデルが用意されているが、今回はCore i7-1260PとWPS Office 2を備えた「UX3402ZA-KN278W」(ASUS Store価格16万9800円、税込み/以下同様)を見ていこう。
ちなみに、Microsoft Office Home & Business 2021が付属したUX3402ZA-KN278WSなら19万9800円となり、Core i5-1240P搭載モデルは2万円安くなる。
スタイリッシュなデザインを採用した「Zenbook 14 OLED」
ビジネスシーンでの利用も考えられていることもあって、本体デザインはとてもシンプルだ。天板にはASUSのロゴがなくなり、代わりに新しいZenブランドのロゴがスタイリッシュにあしらわれている。
本体サイズは約313.6(幅)×220.6(奥行き)×16.9〜17.3(高さ)mmで、重さは公称値で約1.39kgだ(実測値は1.406kgだった)。A4サイズ(210×297mm)よりわずかに大きいが、A4のクリアファイルが入るカバンなら、無理なく収められそうだ。
インタフェースとしては、向かって右側面にHDMI 2.0、3.5mmマイク/ヘッドホンコンボジャック、Thunderbolt 4(USB Type-C)×2の各端子と、microSDカードスロットを配置する。左側面にはUSB 3.2 Gen 2 Type-A端子を1基備えている。
最近ではディスプレイを含め、USB Type-C接続の機器が増えてきてはいるが、オフィス環境ではまだUSB Type-Aを使うことも多いだろう。フルサイズのHDMIが使えることも含め、利用シーンに配慮していることが伺える。
なお、右側面のThunderbolt 4(USB Type-C)端子は、両方ともDisplayPort Alternate Modeによる映像出力と、USB PD(Power Delivery)による給電に対応している。
底面は4辺が斜めにカットされたデザインで薄さを感じさせるとともに、スピーカーと排気口のスペースを稼ぐのにも一役買っている。そのスピーカーは出力が2W×2でDolby Atmosをサポートしており、対応コンテンツではサラウンドサウンドを楽しめる。音量を350%増幅するというDSPチップを備えたスマートアンプを内蔵することで、ノートPCとは思えない迫力のある音を再生してくれる。
排気口は左側面に配置されており、稼働中は周辺がかなり熱くなっている。わざわざ手を置く人はいないだろうが、冷たい飲み物を本機の左側に置いておくと、アッという間に温くなってしまうので気を付けたほうが良さそうだ。
無線回りはWi-Fi 6(IEEE802.11 a/b/g/n/ac/ax)に対応し、Bluetooth 5.1をサポートする。バッテリー駆動時間は、JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.2.0による公称値で約7.3時間(Core i5-1240P搭載モデルは約9.3時間)となっている。
また本機はIntelが快適なPC体験を実現していると認める「Intel Evoプラットフォーム」に準拠しており、パームレストには「Intel Evo」のシールが添付されている。
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