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普段使いのモバイルPCとして魅力的! ASUS JAPANの「Zenbook 14 OLED」(UX3402ZA)を試す(3/3 ページ)

ASUS JAPANが豊富に用意するノートPC製品の中で、パワフルな性能とスタイリッシュなボディー、さらに可搬性のバランスを備えたのが「Zenbook」シリーズだ。その中の14型モデルとなる「Zenbook 14 OLED」(UX3402ZA)シリーズを試した。

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ベンチマークテストで本機の実力をチェック

 ここからは、本機の実力をベンチマークで確認していこう。ユーティリティーのMyASUSで冷却ファンの速度を「パフォーマンス」「スタンダード」「ウィスパー」から選べるが、今回はそれぞれのモードによってパフォーマンスがどの程度変わるのかもチェックしてみた。

ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA
ファンの動作モードは、MyASUSアプリで変更できる。パフォーマンスモードは電源接続時にしか利用できない

 まずはCPUパフォーマンスをチェックする「CINEBENCH R23」の結果からだ。マルチコアでの性能はスタンダードで8407ptsだった。ウィスパーモードでは、はっきりと性能が低下しているのが分かる。

ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA
CINEBENCH R23のテスト結果

 続いて、PCの総合ペンチマークテストアプリ「PCMark 10」の結果だが、こちらはウィスパーモードのDigital Content Creation(コンテンツ作成)で落ち込みはあるものの、他の項目ではあまり大きな差は見られなかった。Essentials(日常操作)やProductivity(オフィス作業)でスコアの逆転も見られるが、ほぼ誤差と言っていいだろう。このベンチマークスコアだけを見るなら、ウィスパーモードでも十分な性能ではないかと感じる。

ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA
PCMark 10のテスト結果

 3Dグラフィックのベンチマークテストアプリ「3DMark」を使って、Time Spy(DirectX 12)とFire Strike(DirectX 11)のテストも実施した。このテストでは各モードではっきりと差が現れた。パフォーマンスモードであっても、非常に高いというスコアではないが、ゲームなどをするのであれば、パフォーマンスモードに変更した方がいいかもしれない。

ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA
3DMarkのテスト結果

 試しにFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク(FF15ベンチマーク)を実施したところ、パフォーマンスモードであれば、軽量品質(1920×1080ピクセル/フルスクリーン)で3171(普通)という結果になった。スタンダードモードでも3046(普通)だったので、3Dを多用するAAAタイトルなどでなければ、少し画質を落とせばプレイはできそうだ。コンセプト通り、平日は仕事で利用し、合間の息抜きや休日には自宅でゲームをするといった使い方も問題ないだろう。

ASUS Zenbook 14 OLED UX3402ZA
パフォーマンスモードであれば、FF15ベンチマークは、軽量品質 1920×1080ピクセル/フルスクリーン設定で3171(普通)となった。標準品質では2471(重い)という結果だ

日常使いのノートPCとして魅力的

 Zenbook 14 OLEDは、特に目立った機能があるわけではない反面、これといった弱点や欠点も見当たらない。写真や動画編集、ゲーム利用をメインに考えると力不足ではあるのだが、オフィス業務や文章作成、Web閲覧、息抜きの動画視聴やカジュアルゲームなどは十分に行える性能を持っている。

 クリエイティブ向けやゲーマー向けの高性能モデルに注目が集まりがちではあるが、大多数の人が必要としているのは、本機のような価格と性能のバランスが取れた端末ではないだろうか。そういった意味でも、Zenbook 14 OLEDは普段使いの端末として誰にでも勧められる1台だ。

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