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新登場の「Let's note SR」は12.4型で3:2のアスペクト比を実現! 約859gと軽量で新カラーを採用した実機をテスト(1/6 ページ)

パナソニック コネクト(パナソニック)から、12.4型で約859gというモバイルPCの新モデル「Let's note SR」が登場した。アスペクト比3:2(1920×1280ピクセル)の画面を備えたニューフェイスの試作機を試した。

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 「Let's note SR」は、パナソニックのLet's noteシリーズに加わった12.4型の液晶ディスプレイを搭載する新シリーズだ。

 新カラーを採用した新設計のボディーは、最小構成で約859gと超軽量である。それでいてIntelの第12世代Coreプロセッサによるパワフルなパフォーマンス、ハイブリッドワーク向けの先進機能を備え、頑丈さや接続性などLet's noteシリーズならではの特徴も受け継ぐ。

 Core i5搭載の量販店モデル(CF-SR3GDTCR)をベースとした試作機を入手したのでレビューしよう。なお、試作機ゆえ実際の製品とは異なる可能性がある点はご了承いただきたい。

パナソニック Panasonic Let's note SR
パナソニックの「Let's note SR」は、12.4型画面を搭載するLet's noteの新シリーズだ。新カラーの約859gの軽量ボディーにパワフルな性能、先進機能を備え、さらには頑丈さといったLet's noteならではの伝統も継承している

「働く場所の多様化」を意識した高品位なデザインを採用

 Let's noteといえば、明るいシルバーのカラーと液晶ディスプレイ天面部分のボンネット構造がトレードマークとして定着していたが、新シリーズのSRではそれをガラリと変えてきた。ハイブリッドワークの普及により、働く場所が多様化してきたことを意識したものだという。

 新カラーとして、しっとりとしたシルバーの色合いの「カームグレイ」を導入した。キメの細かいサンドブラスト加工が施された質感の高さが印象的だ。しっとりと手になじみながらベトつきがなく、指紋も付着しにくい高品位な仕上がりになっている。

 ボディーの形状についても、液晶ディスプレイ天面のボンネット構造はわずかに面影を残すのみで、ほぼフラットでスリムになった。ボンネットの代わりに内部に設けたリブで補強する構造を採用しており、100kgfの天面加圧、底面76cm/26方向30cmからの落下など、過酷な試験に耐える頑丈設計は健在だ。

パナソニック Panasonic Let's note SR
新色としてカームグレイを新たに採用した。しっとりとして手になじむ質感の高い表面仕上げが印象的だ。ブラックモデルやブラックとカームグレイのハイブリッドモデルもある
パナソニック Panasonic Let's note SR
ボンネットの厚みは低くなったが、シリーズ伝統の頑丈設計は健在だ。内部にリブを設けて強度を確保する。76cmの底面落下試験、30cm落下試験、耐100kgf加圧振動試験など過酷なテストを行って設計されている
パナソニック Panasonic Let's note SR
底面の手前側両端にステレオスピーカーを内蔵する

20mm切りのスリムボディーで約859g! USB PDにも対応

 Let's note SRのボディーサイズは、約273.2(幅)×208.9(奥行き)×19.9(高さ)mmと、ジャストA4未満のサイズだ。薄型でフラットなフォルムなのでブリーフケースタイプのビジネスバッグにも無理なく収まる。重量は評価機の構成(軽量バッテリー搭載)で約859gと軽量で、楽々と持ち運べる。

 標準で付属するACアダプターは、独自仕様の端子を備えた出力65Wタイプだ。実測の重量はACケーブル込みで約262gと軽量で取り回しも良い。

 また、本体にはUSB PD(Power Delivery)にも対応したUSB Type-C(Thunderbolt 4対応)ポートも備える。USB PD対応の周辺機器を活用した運用も可能だ(全てのUSB PD対応機器の動作が保証されているわけではない)。

パナソニック Panasonic Let's note SR
公称重量は約859gだが、実測では840gとさらに軽量だった
パナソニック Panasonic Let's note SR
標準で付属するACアダプターは独自端子を備えた出力65Wのものだ。実測の重量はACケーブル込みで約262gだった。別売のUSB PD対応ACアダプターも用意されている

 続いて、バッテリーやインタフェース回りを見ていこう。

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