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小型化に高解像度化にUSB Type-C採用! 生まれ変わった新型Kindle(第11世代)を試す(2/2 ページ)

Amazonの電子書籍サービス専用端末である「Kindle」の新モデルが登場し、第11世代となった。さまざまなアップデートが施された新型を使って見た。

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専用カバーと1年分の「Amazon Kids+」が付属するキッズモデル

 Kindle(第11世代)には、キッズモデルも1万2980円で用意されている。といっても、ハードウェアとしては通常モデルと同じものだ。専用カバーが付属する他、児童書などの子供向けコンテンツが読み放題となる「Amazon Kids+」を1年間無料で利用できるのが異なる。Kids+の価格は、無料期間終了後は月額480円(プライム会員の場合、一般会員は月額980円)となる。

Amazon Kindle 第11世代 電子ペーパー E-Ink
通常のKindleにカバーを付けた状態(左)とKidsモデル(右)。Kidsモデルには専用カバーが付属する。この専用カバーは3タイプから選択できる(写真はサブマリンカバー)

 久しぶりにKindleを使ってみた印象だが、読書体験としては申し分ない。タッチパネルの操作も思っていたより軽快だ。マンガのページ遷移も、以前使っていた端末(第7世代Kindle)では、ページが書き変わるのに一呼吸必要だった気がするが、第11世代はそんなことはなくサクサクと切り替わっていく。

 なおセットアップは、スマホのKindleアプリを使った簡単導入にも対応している。

 ただ、Kindleを万人におすすめできるかというと、そういうわけでもない。正直なところ、これまでスマートフォンやタブレットで電子書籍を利用していて、画面が小さくて見づらいなどの理由がないのであれば、そのままスマートフォンやタブレットを利用することをおすすめする。

気になる部分はあるが電子書籍端末としては魅力

 Kindleの不満点は、ホーム画面での反応の悪さだ。書籍を開いて読み始めてしまえば気にならないのだが、ホーム画面では表示やスクロールに時間がかかり、ストレスがたまる。とはいえ、これは登録している書籍数にもよるかもしれない。この部分が気になるなら、上位モデルのKindle Paperwhiteなどを検討した方がいいだろう。

 また、E-InkのKindleを使ってみると、ホームやライブラリーでの、表紙の印象というのは意外に大事だと痛感する。スマートフォンなどでカラーの表紙を見るのに慣れていると、Kindleのモノクロ画面では作品の判別ができないこともあるのに驚いた。

Amazon Kindle 第11世代 電子ペーパー E-Ink
ホーム画面の操作性の悪さ、コンテンツ次第だが視認性の低さを許容できるかどうかで評価が変わりそうな端末だ

 こういった点を除けば、スマートフォンより画面が広く、バッテリー持ちも良好だ。小型軽量で持ち運び安いKindleは、どこでも電子書籍を読みたいという人にはピッタリの端末と言えるだろう。

 お風呂でも読みたいという場合には、防水機能を備えたKindle Paperwhiteの方が向いているが、とりあえずKindleを試したいとい人ならKindle(第11世代)がおすすめだ。

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