2022年にグッと来た「デジタル仕事道具」ベスト5(3/5 ページ)
連載「山口真弘のスマートスピーカー暮らし」「モバイルディスプレイの道」でおなじみの山口さんが、2022年に購入した製品を中心に、仕事に役立つ製品をピックアップする恒例の企画。あなたのベスト5は何ですか?
着実に進化したハイエンドスマホ「Google Pixel 7 Pro」
2022年に筆者が購入したスマホは、数万円のエントリーモデル数台を除外すれば、Pixel 7 Pro、iPhone 14 Plus、iPhone 14 Pro Maxの3台なのだが、この中からどれか1台をベストモデルとしてピックアップするならば、Pixel 7 Proが候補の最右翼となる。
従来のPixel 6 Proとは外観デザインはほぼ変わらないことから、購入前はわざわざハードウェアごと作り替える必要があるのか疑問に思ったものだが、実際に使ってみると、ソフトウェアアップデートでは対応できないハードウェアの改良を目的とした製品で、外観に大きな変化がないのもナルホドと納得させられた。
中でも大きなポイントは顔認証機能で、指紋認証しか選択肢がなかった従来と比べ、ログインが圧倒的に楽になった。実際には指紋認証でロックを解除しようとしているうちに顔認証が通ってしまうなど、どちらでログインできたのかいまいち分からなかったりもするのだが、ロックがうまく解除できずにイライラさせられていたPixel 6 Proと比べて格段に使いやすくなった。
もう1つはカメラだ。30倍の超望遠ズームは、実際に利用する機会はそれほどあるわけではないのだが、最大これだけの倍率に対応できるというだけで安心感がある。本製品とほぼ同時期に購入したiPhone 14 Pro Maxは、レンズが切り替わると画質や色合いまでガラリと変わることもあっていまひとつ使いづらいのだが、このPixel 7 Proはそうした問題もなく、安心して撮影に専念できる。
これまでPixel 3やPixel 5aといった軽量モデルを愛用してきた筆者としては、もう少し軽く(約212g)、かつ全部入りのモデルが欲しいというのが本音なのだが、何らかの弱点があっても次のモデルできちんと修正して完成度を上げてくるという開発方針は、利用する側としても信頼がおける。この12月には新たにVPNにも対応するなどソフトウェア面の進化は続いており、今後にも期待できそうだ。
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