Microsoftが2月度のセキュリティ更新プログラムを提供開始/「IE 11」が完全無効化 Edgeへ強制リダイレクト:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、2月12日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
新しいワークロードを導入した「Geekbench 6」が登場
Primate Labsは2月14日(現地時間)、CPUやGPUの性能を測定するクロスプラットフォームベンチマークソフトの最新バージョン「Geekbench 6」をリリースした。Android、iOS、Windows、macOS、Linux版があり、シェアウェアであるが個人使用であれば無料で利用できる(共有サイトへテストスコアを自動で投稿するトライアウトモード利用時)。
また、ベンチマークの自動化やスタンドアロンモード、ベンチマーク結果のオフライン管理などにも対応した「Geekbench 6 Pro」も用意されている(99ドル)。
過去3年間で起こった人工知能や機械学習の普及、ビデオ会議の増加などに対応するため、Geekbench 6では、以下のような新しいワークロードが追加されている。
- ビデオ会議で背景をぼかす
- SNS用に画像をフィルタリングおよび調整する
- 写真から不要なオブジェクトを自動的に削除
- 機械学習モデルを使用して、写真内のオブジェクトを検出してタグ付け
- スクリプト言語を使用してテキストを分析、処理、変換
データセットも更新され、一般的なファイルの種類とサイズに適切に対応した。
- 画像テストでの高解像度写真
- ナビゲーション テストでのより大きな地図
- PDFおよびHTML5ブラウザーテストでより大きく、より複雑なドキュメント
- 開発者テストのより多くの (そしてより大きな) ファイル
この他、マルチコアベンチマークテストも大幅に改良され、各コアに個別にタスクを割り当てるのではなく、コアがどのように協調して共有タスクを完了するかをテストで測定できるようになった。
このアプローチは、(スマートフォンやタブレットだけでなく) デスクトップPCやノートPCに パフォーマンスコア(Pコア)と 効率コア(Eコア)を組み込む傾向が強まっていることを反映したものとのことだ。
GIGABYTEやMSIのマザーボードで48GB/24GBのDDR5メモリが利用可能に
GIGABYTEとエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が、Intel 600および700シリーズチップセット搭載マザーボードで、48GBおよび24GBのDDR5メモリをサポートすると発表した。UEFI/BIOSアップデートなどは必要なく、そのまま48GB/24GBメモリモジュールを装着できる。
48GB/24GBのメモリモジュールをサポートすることで、4スロットマザーボードの最大メモリ容量が128GBから192GBに、2スロットマザーボードは64GBから96GBにそれぞれ増加。「特にマルチタスクを行う頻度の高いゲーマーやユーザーにとって、より処理性能や生産性の高いシステムを構築することが可能」だとしている。
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