OpenAIがChatGPTとWhisper用のAPIを提供開始/パッチ「KB5022913」の適用でWindows 11が起動不能に:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、2月26日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
パッチ「KB5022913」の適用でWindows 11が起動不能に
一部のサードパーティー製UIカスタマイズアプリを利用している場合、Windows 11 22H2向けのプレビュー更新プログラム「KB5022913」をインストールすると、Windowsが起動しなくなる不具合が報告されている。
影響を受ける既知のサードパーティー製UIカスタマイズアプリはExplorerPatcherとStartAllBackの2つ。これらのアプリはサポートされていない方法でカスタマイズを行うことが多く、その結果、Windowsデバイスで意図しない結果が生じる可能性があるとしている。
回避策としては、KB5022913をインストールする前にこれらのサードパーティー製UIカスタマイズアプリをアンインストールすることが推奨されている。なお、StartAllBackに関しては、最新バージョン(v3.5.6以降)に更新することで、この問題を回避できる可能性があるとのこと。
Microsoftは現在調査中とのことだが、問題が発生した場合には、使用しているアプリの開発者に連絡するようにとしている。
MicrosoftがTeamsの2023年2月アップデートまとめを公開
Microsoftは2月28日(現地時間)、2月に「Microsoft Teams」で実施したアップデート内容のまとめを公開した。
主なアップデート内容は下記の通りだ。
Microsoft Teams Premium提供開始
Microsoft Teams Premiumは、パーソナライズ・インテリジェント・セキュリティにフォーカスした有料プラン。AIによる自動字幕や改善された自動翻訳、カスタマイズされた会議テンプレートなどを使用できる。また、会議の出席者の画面共有などに固有の電子透かしを挿入したり、エンドツーエンド暗号化(E2EE)を適用したりできるなど、セキュリティ面でも強化される。
ミーティング関連
- 匿名ユーザーのタブをサポート:開発者は、Teams会議で匿名ユーザーのタブエクスペリエンスを表示できるようになる
- 対象を絞った会議中通知:ボットを介して、会議中の特定の人に通知を送信できるようになる
仮想予定 - 基本機能
- 外部会議向けのTeams カレンダー:Teamsカレンダーから直接、Virtual Appointments Teams 会議テンプレートを使用して外部会議を作成できる。外部の企業対顧客 (B2C) 会議用に調整されたカスタムフィールドが付属する
- Virtual Appointment Graph API:開発者は、Graph APIを使用し、B2CシナリオのVirtual Appointmentsをプログラムで作成および管理することができる
通話関連
- iPhone/iPadのピクチャ・イン・ピクチャモード:iOS/iPadOSでピクチャ・イン・ピクチャモードが使用可能に。Teamsのウィンドウをサイズ調整し、任意の場所に配置できる
- 共催者がブレイクアウトルームの管理可能に:会議の共同主催者が、主催者と同様にブレイクアウトルームを作成、管理、移動できる
- 画面共有でのプレゼンターウィンドウの使いやすさの向上:新しいプレゼンターウィンドウではコントロールが上部に配置され、画面共有中にアクティブなスピーカーの顔がはっきりと見えるように。「挙手」通知も表示される
- 認証の改善:サインインの信頼性が向上し、ネットワーク停止の影響を軽減するとともに、電話の正しいオンライン/オフラインの状態がTeams管理センターに反映されるようになった。さらに、認証失敗時には詳細なエラーメッセージが表示される
- Survivable Branch Applianceで新たな通話制御を実現:ネットワークが停止した場合でも、Survivable Branch Applianceで通話制御を行うことができるようになる。連絡先の検索、名前によるダイヤル、通話履歴からの通話開始も行える
- Teams Rooms Pro Management ポータルでのAndroidデバイスのサポート:Teams Rooms Pro Managementポータルが、Androidデバイスでの登録/監視およびレポートに対応した
チャットとコラボレーション
- 配布グループ、メール対応セキュリティグループ、およびMicrosoft 365グループでTeamsチャットを開始:配布グループ、Microsoft365グループ、またはメール対応セキュリティグループに対し、Teamsのチャットを通じて即座にアプローチすることが可能になった
- user:bot チャットのメッセージに対するイベントの編集と削除のサポート:開発者が、userとbot間のチャットメッセージイベントにアクセスし、編集や削除が可能になった
- Viva Insightsで送信スケジュールを提案:勤務時間が異なる同僚にチャットメッセージを送信する必要がある場合、チャット作成ボックスでメッセージを入力し始めると、自動的にViva Insightsで送信スケジュールの候補が表示される
- チャットで全員にメンションする:グループチャットで「@everyone」を使用すると、全員にメンションできるようになる
- アクティビティフィードでの不在着信通知:「通話」ボタンをクリックするだけで、Teamsのアクティビティフィードから不在着信に直接コールバックできるオプションが追加された
Teams for Education
Parent Connectionを使用し、教師が生徒の保護者とコミュニケーション可能に。これにより、Teamsを介して保護者との仮想会議を簡単いスケジュールできるようになった。
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