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消息不明のタイタニック号探索ツアー潜水艇、操縦桿はPC用ゲームコントローラー 実はこうした用途は珍しくない(1/2 ページ)
ゲームコントローラーが活躍する場はゲームにとどまらない。
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1912年に大西洋で沈没したタイタニック号を見に行く観光ツアーの潜水艇が消息を絶っている事件で、潜水艇の操縦にPC用のゲームコントローラーを使っていることが明らかになり、国内外で注目が集まっている。しかし、こうした用途は珍しいものではない。
米沿岸警備隊が6月19日(米国時間)に行方不明であることを発表したのは、米OceanGate Expeditionsの観光用潜水艇だ。今回の観光ツアーは、この潜水艇を使ってタイタニック号が海底に沈んでいる水深4000メートルまで潜り、その姿を間近で見られるというもの。
同社によれば、1人あたりの参加費用は日本円で約3500万円に上る。英国メディアなどの報道によると、18日午前に出発した消息不明の潜水艇には実業家のイギリス人男性の他、運営会社CEOや操縦士など5人が乗っているという。
現在も懸命な捜索活動が続いているが、潜水艇に積まれた緊急用酸素は96時間分と限られており、タイムリミットが刻々と迫っている。一刻も早い吉報を願うばかりだ。
操縦はゲームコントローラーで
こうした中、OceanGate Expeditionsのタイタニック号潜水ツアーに以前参加した米テレビ局CBSのドキュメンタリー番組(2022年11月放送)がYouTubeで注目されている。潜水艇の操縦について話を聞いているシーン(3分30秒〜)では、米Logitech(国内ではロジクール)のワイヤレスゲームコントローラー「F710」を使って潜水艇を操作していることが説明されている。
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