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Metaが次世代AI「Llama 2」を無償提供 MSとタッグ/MSが「Bing Chat Enterprise」を発表週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)

うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、7月16日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!

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米Metaが次世代AI「Llama 2」を無償提供 MSとタッグ

 米Metaは7月18日(現地時間)、次世代の大規模言語モデル「Llama 2」を発表、研究および商用向けに無償提供を始めた。

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Metaが大規模言語モデル「Llama 2」を発表、無償提供を開始した

 Llama 2は、Metaが開発している次世代大規模言語モデル。事前学習バージョンと会話型ファインチューニング・バージョンがあり、それぞれモデルサイズとして7B(70億)、13B(130億)、70B(700億)が用意されている。トレーニングデータはLlama 1と比べ40%増加した。事前学習バージョンでは、2兆個のトークンでトレーニングされ、コンテキスト長もLlama 1の2倍となる4096文字に対応する。

 MetaはMicrosoftをLlama 2の優先パートナーとしており、Azure AIモデルカタログでLlama 2を利用できるようになっている。また、Windows上でのローカル動作に最適化されいるという。この他、Amazon Web Services(AWS)やHugging Face、その他のプロバイダーでも利用できる。

MicrosoftがWindows 11 Insider PreviewをDevチャネルで公開

 Microsoftは7月19日(現地時間)、Windows 11 Insider PreviewのDevチャネルで、Build 23506をリリースした。このビルドでは、Windows Hello for Businessのパスワードレス機能強化やローカルファイル共有の改善などが行われている。

 また、Windows Copilotが全てのDevユーザーで利用可能になった。

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Windows 11 Insider PreviewのDevチャネルで、Build 23506がリリースされた

 Build 23506の主な内容は下記の通り。

  • Windows Hello for Business(WHFB)によるパスワードレスのエクスペリエンス:EnablePasswordlessExperienceポリシーを設定することで、パスワードの変わりにWHFBでユーザー認証などを行えるようになる。
  • 安全でないパスワードのコピー&ペーストに関する警告:Microsoft Defender SmartScreen のフィッシング保護が強化され、パスワードを入力する際に安全でないパスワードのコピー&ペーストに関するUI警告が表示されるようになる。
  • ローカルファイル共有の改善:組み込みのWindows共有ウィンドウと、PCからローカルファイルを共有するためのニアバイシェアにいくつかの改善が加えられた。
  • Windows用の新しいOutlookが受信トレイアプリに追加された
  • Windows 11を初めてインストールした際に表示されるOut of Box Experience(OOBE)後のエクスペリエンスの改善
  • Auto Color Management(ACM)の拡張:SDRディスプレイのACMをオンにすることができ、サポートされている全てのディスプレイ上で、アプリの色を自動的に管理可能になった

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