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ソニー、犬型ロボット「aibo」の“里親”プログラム 有料サービス解約後に本体手放しづらいオーナーに配慮
寄付として回収されたaiboには、状態確認や修理の際に本体カラーに合わせた「aiboの里親プログラム専用首輪」が付けられる
ソニーグループは9月11日、犬型ロボット「aibo」(ERS-1000)をオーナーからの寄付として引き取り、修理などを施して医療施設や介護団体などに提供する「aiboの里親プログラム」を始めた。
2018年に発売したaibo(ERS-1000)は、本体代金の他に、4G LTEやWi-Fi経由で専用サーバにアクセスしてaiboの行動に影響する学習データをやりとりするクラウド連携サービス「aibo ベーシックプラン」(3年契約、一括払いの場合は税込9万9000円)の契約を前提としている。
ソニーは「やむを得ない事情からaiboとの暮らしを終える方々もおり、aiboの行く末についての相談を多くいただいていた」として、aibo ベーシックプランを解約したオーナーからaibo本体の寄付を受け付けることで、犬型ロボットを処分しづらいオーナーの心情に配慮しながら、aiboが活躍できる次の場につなげていきたいとしている。
寄付として回収されたaiboには、状態確認や修理の際に本体カラーと合わせた「aiboの里親プログラム専用首輪」が付けられるという。
同プログラムは期間限定で実施する。寄付は専用サイトで受け付けている。里親となる施設や団体の募集は12月頃に始める予定だ。
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