大人も子供も楽しめて学べる! 「ぷよぷよ」のアーケード基板もある東京ゲームショウ2023リポート(2/3 ページ)
9月21日から24日まで千葉県にある幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2023」。最新端末で発売前のゲームを試遊できる他、トークセッションや主催者による企画など、学びも多い。一般公開日の様子をリポートする。
ライバルが隣り合わせに? ポータブルゲーミングPCが熱い
コントローラー部を取り外せる3in1 PC「ONEXPLAYER 2」などを手がけるONE-NETBOOK Technologyと、ファッショナブルかつスタイリッシュで女性からの人気も高いポータブルゲーミングPC「AYANEO KUN」などを開発しているAYANEOは、ブースが隣り合わせになっていた。
ONEXPLAYERブース
ONEXPLAYERは、国内正規版が8月19日に発売されたばかりの「ONEXPLAYER 2 Pro」と、10月14日発売で予約受付中の「ONEXFLY」を試遊可能な形で展示していた。
ONEXPLAYER 2 Proは、CPUにRyzen 7 7840Uを、GPUにRadeon 780Mを搭載した8.4型ディスプレイを備えたポータブルゲーミングPCだ。前モデル同様、ポータブルゲーミングPCとしてだけでなく、コントローラーを外してタブレットにしたり、別売のキーボードを装着してノートPCのようにしたりしても使える「3in1 PC」でもある。
メモリは16GBまたは32GBから、ストレージは1TBまたは2TBから選べ、価格は15万7000円〜(税込、以下同)となっているが、CPUの供給不足により、既に売り切れているモデルもある。
ONEXFLYはCPUにRyzen 7 7840U、GPUにAMD Radeon 780Mを備えた7型ディスプレイ採用のポータブルゲーミングPCだ。メモリは32GB固定で、ストレージは1TBまたは2TBから選択できる。
プレイ中の様子をしばらく眺めていると、小学校中学年程度の男子が試遊しているのを見つけた。こんな小さな手でも遊べるものだろうか、と話を聞いてみたところ、「厚みがあるので、Nintendo Switchと比べると少し持ちづらいこともあるけど、どのボタンも(上部にあるL/Rも含め)指が届くし、操作できた。楽しかった」と感想を述べてくれた。
なお前述の通り、CPUの供給不足などによって販売が始まると同時に完売してしまう可能性もあるため、スタッフによれば「確実に欲しい人は、予約がお勧めです。またはOne-NETBOOKの公式メールマガジンに登録して、発売日にゲットするくらいのつもりでいてほしい」と語っていた。
小学生でも使える大きさなので、手の小ささから迷っている人がいるのであれば、上記インタビューを参考にしてほしい。
AYANEOブース
AYANEOの国内正規代理店はリンクスインターナショナルで、現場には同社スタッフもいたが、あくまでも出展社はグローバルな方のAYANEOだ。そのため、国内での販売が決まっていないモデルも展示されていた。
気になったのは、ポータブルゲーミングPCとしてはかなり大きな……というより、AYANEO史上最大の8.4型ディスプレイを備えた「AYANEO KUN」の展示だ。
CPUにRyzen 7 7840U、GPUにAMD Radeon 780Mを搭載し、メモリは16GBまたは32GBから、ストレージは512GBまたは2TBから選択可能だ(ホワイトシルクのカラーでは32GB/2TB構成のみ)。USB4規格のUSB Type-C端子を上下に1基ずつ、USB 3.2 Gen 2規格のUSB Type-A端子を上部に1基配置している。
ジョイスティックなどに加え、マウス操作も可能なタッチパッドを左右に配置しているのも特徴的だ。
このAYANEO KUNのシルバーモデルが、ひときわ目を引いた。聞けば、日本での販売予定はないものの、海外ではカラバリの1つとなっているという。鈍く光る銀色モデルに触れたい人にはぜひとも足を運んでいただきたい。
また9月22日に国内販売が決定したものの、発売時期と価格が未定となっている「AYANEO SLIDE」も展示されていた。こちらは6型ディスプレイを上部にスライドすると、物理キーボードが現れる仕組みのポータブルゲーミングPCで、ギミック好きな人にとってはたまらないモデルだろう。
CPUはAMD Ryzen 7 7840Uを搭載すること、ディスプレイの解像度がフルHD(1920×1080ピクセル)であること、バッテリー容量が45.62Whであることなどを除いて詳細は未定だ。分からないからこそ、試してみる価値はありそうだ。
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