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E-Inkなのに25.3型と大画面で曲面! 目が疲れにくくデスクトップで使えるE Ink電子ペーパーディスプレイ「DASUNG253U-F」を試す(2/4 ページ)

「DASUNG253U-F」は、E-Inkながら25.3型と大画面で、しかも湾曲したユニークな外付けディスプレイだ。どのような用途に適しているのか、早速実機を試してみた。

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接続はHDMI/DisplayPort/USB Type-C経由 表示調整機能は充実

 ではPCに接続してみよう。といっても、インタフェースがHDMI/DisplayPort/USB Type-Cポートであることからも分かるように、接続方法は一般的なディスプレイと全く変わりがない。

 ちなみに、本製品はタッチ操作には対応しないので、信号伝送用のUSBケーブルを別途接続する必要がなく、HDMIケーブル1本で接続が行える。ただし後述するユーティリティーを使用する場合のみ、本体側面にあるUSB Type-Bポートを使ってPCと接続する必要がある。

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接続方法はHDMI/DisplayPort/USB Type-Cのいずれかから選べる
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今回は付属のHDMIケーブルを用いて接続している
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PCからユーティリティーで制御する場合は、側面のUSB Type-BポートにUSBケーブルを接続する

 さて、E Ink電子ペーパーディスプレイの快適さは、表示の調整がどれだけきめ細やかに行えるかで決まってくる。本製品に搭載されている調整機能を見ていこう。

 まずは表示モードの切り替えだ。本製品はグラフィックモード/テキストモード/ビデオモードという、表示するメディアに合わせて最適化された3つの表示モードが用意されており、これらを切り替えて使用する。

 位置づけとしては、テキストモードはテキストをくっきり表示できるが画像は2値化されるため暗くつぶれがちで、ビデオモードは逆に画像表示に向くがテキストはかすれがち、グラフィックモードはその中間ということになる。どれか1つに固定して使うのではなく、小まめに切り替えながら使うことを心掛けた方がよい。

 また、残像を消去するためのリフレッシュボタンも搭載している。ボタンを押すと画面のリフレッシュが行われ、残像が消えるという、至ってシンプルな機能だ。本製品は後述するユーティリティーを使わない限り、リフレッシュは全て手動になるので、このボタンの出番は多くなる。

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左から、リフレッシュボタン、表示モードを切り替えるMボタン、コントラスト調整に使う+ボタンと−ボタン、フロントライトの切り替えボタン、電源ボタンが並ぶ
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こちらはテキストモードの表示
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グラフィックモードでの表示
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ビデオモードでの表示
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テキストモードのアップ。テキストがシャープに表示できるが、画像はベタで潰れがちだ
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グラフィックモードのアップ。テキストと画像のバランスは良好だが、全体的に階調が濃い
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ビデオモードのアップ。画像類の階調表示には優れるが、テキストはややかすれた状態になる

 本機はコントラストの調整機能も搭載している。写真が真っ黒に潰れてしまっているような場合は、このコントラスト調整を行うことによって、ディティールがきちんと見えるようになる。ちなみに9段階で調整できるが、実際に目で見て明らかに違いが感じられるのは、せいぜい3〜4段階といったところだ。

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コントラストの調整。9段階で調整できるが、実際に違いが感じられるのは3〜4段階程度だ
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こちらはテキストモードの初期値(コントラスト「2」)での表示。かなり色が濃く写真がつぶれてしまっている
skt dasung253u e-ink 25.3型 曲面 湾曲 ディスプレイ
コントラストを「1」に変更することで写真もある程度見られるようになる。ただし、色の付いたフォントが見えにくくなるなど一長一短だ

 続いて、フロントライト機能をチェックする。

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