ニュース
Azureクラウド上でNVIDIAの生成AI開発基盤が利用可能に
企業はAzureのインフラを利用しながら、生成AIに最適化されたGPUなど、NVIDIAのリソースを迅速に活用できるようになる。
米NVIDIAは11月15日(現地時間)、同社のハードウェアやソフトウェアを生成AIアプリケーションなどの開発に利用できるサービスを米Microsoftのクラウドサービス「Azure」を通じて利用できるようにすると発表した。
NVIDIAは、企業が独自のAIモデルを構築、運用するために必要なハードウェアやソフトウェアをまとめたクラウドサービス「NVIDIA AI Foundations」などを提供している。この一連のサービスをMicrosoftとの協業によりAzure上にも構築することで、企業はAzureのインフラを利用しながら、生成AIに最適化されたGPUなど、NVIDIAのリソースを迅速に活用できるようになる。
NVIDIAのジェンスン・フアン氏(創設者 兼 CEO)は「企業には独自のAIカスタムモデルが必要だ。NVIDIAのGenerative AI Foundry サービスは、生成AIモデルやLLM(大規模言語モデル)の技術や巨大なAIファクトリーを組み合わせたもの。世界中の企業が自社向けに開発したAIカスタムモデルをAzureに接続できるようになる」とアピールしている。
Microsoftのサティア・ナデラ氏(会長 兼 CEO)は「NVIDIAの生成AIファウンドリサービスによって、Azure上でAIアプリケーションを構築するための新機能を提供できる」とコメントしている。
関連記事
- AMDが“高コスパ”のプロ向けGPU「Radeon PRO W7700」を発表 実力をチェック!
AMDが、デスクトップワークステーション向けGPUの新モデル「Radeon PRO W7700」をリリースする。、ECCメモリを備えながらも、米国での販売価格は999ドル(約15万4000円)と比較的手頃である。その特徴を、ベンチマークテストの結果を交えながら簡単に紹介しよう。 - OpenAIが次世代の「GPT-4 Turbo」やカスタムできる「GPTs」を発表/イーロン・マスクが対話型AI「Grok」
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月5日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう! - NVIDIAとAMD、Windowsが動作するArmベースのCPUを開発中?/Lenovoが手首に曲げて装着できるスマホのコンセプトモデルを披露
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、10月22日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう! - サードウェーブ、NVIDIA RTX Ada世代の搭載にも対応したデスクトップWS「raytrek Workstation X4630」
サードウェーブは、ハイエンドグラフィックスカードの装着も可能なデスクトップワークステーション「raytrek Workstation X4630」など計5製品を発表した。 - 「HP AI Studio」や「NVIDIA AI Enterprise」搭載ワークステーション投入などAI推し! フォルダブルPC「Spectre Foldable」も日本で発売
HPが米国でイベント「HP Imagine 2023」を開催した。その際に、HyperX/Polyブランドを含めて新製品を一挙に発表したので、その概要を紹介する。特に注目したいのは、フォルダブルPC「Spectre Foldable」と、サステナブルなインクカートリッジが使える新型プリンタだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.