「Microsoft Copilot」ブランドを整理 機能拡張も随時展開/新たな「Copilot」となるfor Serviceとfor Sales発表:週末の「気になるニュース」一気読み!(2/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月12日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Microsoftが月例のセキュリティ更新プログラムをリリース
米Microsoftは11月14日(現地時間)、現在サポートされているWindows 11およびWindows 10の全てのバージョンに対し、11月度のセキュリティ更新プログラムをリリースした。
Windows 11 23H2/22H2向けは「KB5032190」、Windows 11 21H2は「KB5032192」、Windows 10 22H2/21H2は「KB5032189」、Windows 10 1809は「KB5032196」となる。
本更新プログラムでは、CVE番号ベースで78件の脆弱(ぜいじゃく)性に対応している。このうち、深刻度が「Critical(緊急)」と評価されているのは以下の3件だ。
- CVE-2023-36397:Windows Pragmatic General Multicast(PGM)のリモートでコードが実行される脆弱性
- CVE-2023-36400:Windows HMAC Key Derivation の特権の昇格の脆弱性
- CVE-2023-36052:Azure CLI REST コマンドの情報漏えいの脆弱性
また、深刻度は「Important(重要)」となっているものの、以下の3件については悪用するエクスパイロットが確認されており、早急なアップデートが必要だ。
- CVE-2023-36025:Windows SmartScreen セキュリティ機能バイパスの脆弱性
- CVE-2023-36033:Windows DWM コア ライブラリの特権昇格の脆弱性
- CVE-2023-36036:Windows クラウド ファイル ミニ フィルタードライバの特権昇格の脆弱性
この他、Windows 23H2/22H2向けでは、Copilot in Windowsの追加などいくつかの機能が追加されている。
- AI支援機能であるCopilot in Windows(プレビュー)の追加(タスクバーのアイコン、またはWin+Cで起動)
- スタートメニューの「おすすめ」にあるファイルにカーソルを合わせると、より詳細なプレビューが表示可能に
- クイック設定に強化されたボリュームミキサーを追加
- タスクバーのアイコンを右クリックしてタスクを終了できるように(開発者向けメニューから有効にする必要がある)
- エクスプローラーのアドレスバーで、ローカルフォルダーとクラウドフォルダーを識別可能に
YouTubeがAIを使った動画コンテンツへの対策を強化
YouTubeは11月14日(現地時間)、AIツールなどを使用してコンテンツの合成や作成を行った場合、AIが使われていることを視聴者に明示する機能の導入を発表した。
AIの強力で新しいストーリーテリングの形式は、視聴者の誤解を招く可能性のあるコンテンツを生成するために使われる可能性があり、特に動画が改変されていたり、合成されていたりしても視聴者が気付かない場合に当てはまるとしている。
このため、今後数カ月にわたって表示されているコンテンツが合成であることを通知するアップデートを導入する。
具体的には、クリエイターに対してAIツールなどを使用して改変コンテンツの合成コンテンツを作成した場合には、その開示を義務付ける。コンテンツをアップロードする際に、改変素材や合成素材が含まれていることを示す新しいオプションを選択できるようになるという。
また、コンテンツは上記2つの方法で変更または合成されたことを視聴者に通知する。コンテンツの一部が変更または合成されたことを示す新しいラベルも説明パネルに追加する。加えて、機密性の高いトピックに関する特定のコンテンツについては、プレーヤーにより目立つラベルを適用するとしている。
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