「Microsoft Copilot」ブランドを整理 機能拡張も随時展開/新たな「Copilot」となるfor Serviceとfor Sales発表:週末の「気になるニュース」一気読み!(1/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月12日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、11月12日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
「Microsoft Copilot」ブランドを整理 機能拡張も随時展開
米Microsoftは11月15日(現地時間)、年次イベント「Ignite 2023」に先立ち、「Microsoft Copilot」に関する各種発表を行った。
今回の発表の大きなトピックとして、一連のサービスの名称変更が挙げられる。まず、Bing Chatおよび企業向けのBing Chat Enterpriseの名称を「Copilot」に変更し、「Microsoft 365 Copilot」として提供しているものは「Copilot for Microsoft 365」に変更する。
少々ややこしいが、WordやExcelなどに搭載しているCopilotは「Copilot in Word」「Copilot in Excel」と「Copilot in 〜」表記になる。ちなみに、Windowsに統合されたものは「Copilot in Windows」だ。
この他、Copilot in Teamsでは会議の要約を作成したり、Copilot in Outlookでは大量のメールから必要な情報を抽出したり、フォローアップミーティングの提案や出席者の選定、議題の草案作成など会議に関する事前準備を行える。
他にも、Copilot in Wordでは、Copilotに指示することで文章の変更箇所を確認できるようになるなど、Copilot for Microsoft 365にさまざまな機能拡張が行われる予定だ。
新たな「Copilot」となるfor Serviceとfor Salesを発表
米Microsoftは11月15日(現地時間)、Copilotブランドの整理と合わせて、新たなCopilotとなる「Copilot for Service」「Copilot for Sales」を発表した。
Copilot for Serviceは、組織の既存のCRMやコンタクトセンターシステムと連携し、信頼できるWebサイトやナレッジベースの記事、ファイルおよび既存システムのデータを使用してトレーニングする。その上で、全てのデータにわたってAIを活用した生成ガイダンスを活用できるという。同じくIgnite 2023で発表された開発アプリケーション「Copilot Studio」を利用してカスタマイズも行える。
Copilot for Serviceは12月初旬にパブリックプレビューが公開され、2024年初頭に一般公開の予定だ。価格は1ユーザーあたり50ドルになる。
Copilot for Salesは、2023年夏にDynamic 365向けとして発表されたSales Copilotの進化版だ。ワークフローにCopilot for Microsoft 365の機能を統合し、既に使用しているCRMシステム内の顧客データと、Microsoft 365アプリケーションからのドキュメント、電子メール、チャットの情報を使用できるようになる。
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