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「M3 MacBook Air」は衝撃的なファンレスモバイル Windowsの世界よりも2歩先を進んでいる(3/4 ページ)

M3チップを搭載したMacBook Airは、先代機同様にファンレス設計だ。この薄っぺらいボディーにこれだけのリッチなプロセッサを搭載しながらファンレスであるというのは、Windows PCの常識では考えられないことだ。3世代目となるApple Siliconの進化や実力が気になるところだ。早速レビューしよう。

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明るく精細な13.6型の液晶ディスプレイ

 画面は13.6型の液晶ディスプレイで、表示解像度は2560×1664ピクセルだ。きっちり16:10ではなく、少し変則的なアスペクト比となっている。ピクセル密度は224ppi、Appleが「Liquid Retinaディスプレイ」と呼ぶように高精細な表示だ。

 視野角の広いIPSパネルを採用しており、最大輝度は500ニト、10億色表示とDisplay P3相当の色域に対応する高い色再現性を備える。表面が光沢仕様なので鮮やかな一方、照明などの映り込みはしやすい。

 スピーカーはクアッド仕様で、薄型のわりには低音が効いた厚みのあるサウンドになっており、音楽や動画などのコンテンツも快適に楽しめる。

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画面は13.6型の液晶ディスプレイで、表示解像度は2560×1664ピクセルだ。16:10に近い、少し変則的なアスペクト比となっている。最大輝度は500ニトと明るく、Display P3(色域はDCI-P3と同じ)相当と色域も広い

ファンレスと高パフォーマンスを両立

 ベンチマークテストの結果を確認してみよう。比較対象として2021年に購入したWindows OSのゲーミングノートPCのスコアも掲載した。

 「CINEBENCH R23」(最低実行時間10分)と「CINEBENCH 2024」(最低実行時間10分)だが、どちらも本製品は比較対象に勝っているが、2024の方が差が大きい。

 これはおそらく、ブースト機能のリミッターが関係していると思われる。CINEBENCHはどちらもデフォルト設定(最低実行時間10分)で実行しているが、R23では10分経過するまでレンダリング処理をループし、最後に出たスコアが公式スコアになるのに対し、2024ではこのクラスのPCでは10分以内にレンダリングが終わらないため、初回の実行スコアがそのまま正式なスコアになる。つまり、開始直後の周波数リミッターが掛かる前の性能も正式スコアに反映されている。

 13インチMacBook Airも比較対象のPCも、高負荷をかけ続けると発熱や電力のリミッターの影響によって性能が低下する。ファンレスのMacBook Airはその低下具合は大きいが、その低下した状態でも、まだ比較対象と互角以上の性能をキープできているということだ。

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テストに利用した環境
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CINEBENCH R23(最低実行時間10分)のスコア比較
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CINEBENCH 2024(最低実行時間10分)のスコア比較

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