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ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ(1/3 ページ)

ワコムが4月24日、クリエイター向けの新デバイス「Wacom Movink 13」を発表、5月15日から発売される。ワコムストアでの直販価格は税込み11万8800円だ。

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 4月24日、ワコムがプロクリエイター向けの新デバイス「Wacom Movink 13」を発表した。発売は5月15日で、ワコムストアでの直販価格は11万8800円(税込み、以下同様)になる。

ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
13.3型の有機ELペンタブレット「Wacom Movink 13」
ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
2基のUSB Type-C端子を備える。最薄部で約4mmというスリムなボディーが目を引く

ワコム初の有機ELペンタブレット登場! 約420gの軽量ボディー

 Wacom Movink 13は、同社としては初の有機EL(OLED)ディスプレイ採用のペンタブレットだ。パネルサイズは13.3型で、解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)、視野角は上下/左右ともに170度、コントラスト比は10万:1、リフレッシュレートは60Hzに対応する。輝度は350ニト、最大表示色は約10億7374万色で、色域はAdobe RGBカバー率が95%、DCI-P3カバー率が100%(ともにCIE 1931)となる。

 付属する「Wacom Pro Pen 3」や10点マルチタッチ操作に対応し、筆圧検知は8192段階、パネル表面にアンチグレアとアンチフィンガープリント処理を施すことで、画面のギラつきや指紋が付くのを防いでいる。

ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
Wacom Movink 13の主な特徴

 他にもブルーライト軽減の能力を評価するEye Care Display認証や、Pantone/Pantone Skin Tone認証も取得済みだ。また「Wacom Color Manager」によるハードウェアキャリブレーションも可能となっている。

 ボディーサイズは約319.5(幅)×205.2(奥行き)×4〜6.6(厚さ)mm、重量は約420gとスリムで軽く、同社では2023年に発売した「Wacom One 液晶ペンタブレット 13 touch」に比べて66%薄く、55%軽いとアピールしている。

ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
Wacom Movink 13の利用イメージ

 対応OSはWindows 10以降(64bit版のみ)、macOS 12以降、Android 8.0以降、最新バージョンのChromeOS対応デバイスとなる。付属品は替え芯ホルダー付きWacom Pro Pen 3、替え芯3本(標準芯×1/フェルト芯×2)、USB Type-Cケーブル(約1m)、クイックスタートガイド、レギュレーションシートとなり、ACアダプターや電源ケーブルは別売だ。

 なお電源供給については、20W以上の電源供給が可能なACアダプター(Wacom One用のACK44914Aなど)の他、15W以上の電源供給可能なPCやデバイスからUSB Type-Cケーブルで接続することで対応するという。

ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
付属のWacom Pro Pen 3は替え芯ホルダーを内蔵できる新デザインのタイプだ。グリップやバランスウェイトなどのカスタマイズも可能だが、バランスウェイトと替え芯ホルダーの同時利用は行えない。また、替え芯ホルダー付きモデルは本機に付属するモデルのみで、オプションとしての発売はないとのこと
ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
Wacom Pro Pen 3以外にも、市販のデジタルペンもサポートする。写真のペンはいずれもWacom Movink 13で利用可能だ
ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
ペン操作だけでなく、10点マルチタッチ操作もサポートする

 インタフェースは、ボディーの左右にUSB Type-C端子と電源ボタン兼用のタブレットボタンが用意される。この物理ボタンは長押しすることで電源のオン/オフ、プッシュすることでさまざまなショートカットキー(OSDメニューの呼び出し、タッチ操作のオン/オフなどを含む)を割り当てられる。同社では“新しいスタイルのExpressKey”と呼んでいる。

 電源/タブレットボタンは物理ボタンだけでなく、ベゼル部分にタッチセンサーを備えており、こちらからも操作可能だ。ただし、タッチセンサーはWindows/macOS環境のみで扱える(Android/ChromeOSは非対応)。

ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
左側面に1基のUSB Type-C端子と、電源/タブレットボタンがある。ベゼル部分にあるうっすらとした白い四角がタッチセンサーだ
ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
右側面にも左側面と同様、USB Type-C端子と電源/タブレットボタンが並ぶ。また、電源LEDもある
ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
OSDメニューを呼び出したところ。有機ELディスプレイだけに画面の焼き付きが気になるところだが、設定にある「ディスプレイセービング」をオンにすれば、最大輝度を抑えることでディスプレイの劣化を防げるという
ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
Windows/macOS環境なら、タブレットボタンはタッチセンサー部分も活用できる
ワコム Wacom Movink 13 13.3型 フルHD 1920×1080ピクセル クリエイター向け
ボディー底面は上下にゴムがあり、中央にMovinkのロゴが配置されている
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