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ビデオ会議のダイナミックマイクデビューにいいかも お手頃なFIFINEでミキサー環境を整えてみた(2/3 ページ)

オンラインミーティングで気になるのは、しゃべっている人の「パ」を発音するときの破裂音やノイズなど。振り返って「自分はどうだろうか」と考えてしまう。手軽に音質を改善できるというFIFINEのゲーミングマイクとオーディオミキサーを導入してみた。

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 気分がアガるといえば、マイク底部にあるRGBライトもテンションを上げるのに一役買っている。単色で光らせることもできるが、呼吸するように色を切り替えながら光らせるなど、10種類以上のパターンを備えている。もっとも、映像をオンにしたオンライン会議の場面に適しているかはさておきではあるが。

 オンライン会議などでライトな用途に使うだけなら、ケーブル1本でPCと直結できるUSB Type-C接続が手軽だが、今回なぜミキサーまでそろえたか。それは、USB Type-C接続では、わずかだがホワイトノイズが乗ってしまうことがあるからだ。せっかく「ノイズレスにしたい!」と導入したのに、わずかな出費をケチったばかりに、当初の目的を達成できないのでは元も子もない。音質が良くなるXLR接続を試したいと考えた。

 AM8Tマイクと組み合わせて使う場合、同じくFIFINEから出ているSC3というミキサーが適している。こちらも価格は6000円前後と手が出しやすく、気軽に試せるので心強い。

「FIFINE AmpliGame SC3W」
ミキサーの「FIFINE AmpliGame SC3W」

 SC3はごくシンプルなオーディオミキサーだ。XLR接続またはミニプラグヘッドセットからの入力に対応しており、接続するマイクにあわせてダイナミックとコンデンサーの切り替えスイッチも搭載する。

SC3ミキサーの背面
SC3ミキサーの背面。左からPCと接続するUSB Type-C端子、ライン出力、ヘッドフォン、ライン入力、ヘッドセット入力、ダイナミック/コンデンサー切り替えスイッチ、XLR端子が並ぶ

 ラジオ局や音楽スタジオにあるような、音の高さに応じてボリュームを変える、といった高度なことはできないが、必要最低限のこと──マイクゲイン、ライン入力、モニタリング音量、ライン出力の調整ができるスライダーは搭載している。ミュートボタンを活用すれば一発で音声入力をオン/オフできるため、ボリュームを落としてミュートにした状態に比べて、自然な形で復帰できるだろう。「あれ、以前と音量が違うぞ?」と気付かれずに済む。

 ゲーミング仕様なのでもちろん光る。そして本体にRGB切り替えボタンが付いているので、わざわざPCの設定アプリからいじる手間もない。

光る
もちろんいい感じに光る

 しかしながら、音響機器初心者の筆者がこんな高度(そうな)マシンを扱えるのだろうかと思ったが、それは杞憂に終わった。

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