他のスマートリモコンとはここが違う! 「SwitchBot ハブ 2」を長期間使って分かった高い実用性(1/2 ページ)
自宅の家電をコントロールできるスマートリモコンはたくさんあるが、中でも「SwitchBot ハブ 2」は多機能でユニークな機能を備えたモデルだ。長期間利用して分かった、お勧めポイントをまとめた。
自宅の中にはTVやエアコン、照明など、赤外線リモコンで操作可能な家電製品がいくつもある。これらをスマートフォンからまとめて操作できるようにしてくれるのが、いわゆる「スマートリモコン」と呼ばれる製品だ。
SwitchBotから発売されている「SwitchBot ハブ2」は、こうしたスマートリモコンの中でも、ひときわ多機能な製品だ。他社のスマートリモコンとはどのような点が異なるのか、長期間試用して分かった特徴をチェックしていこう。
外出先からでも家電製品を操作可能! さらに自動化にも対応
本製品は、パソコン操作に使うマウス程度の大きさで、USBケーブルでコンセントから給電する仕組みになっている。これに赤外線リモコン対応家電製品のリモコン信号を登録し、室内の見通しのよい場所に設置しておくことで、スマホを使って家電製品の操作が行えるようになる。
利用にあたっては、スマホの専用アプリを使ってセットアップを行った後、家電製品を登録する。登録にあたっては、赤外線リモコンの実機を使って自動学習させる方法に加え、型番を元にデータベースから照合する手動学習、さらにボタン個々の信号を登録していくボタン学習と、複数の登録方法が用意されている。
このうちボタン学習は、ボタン1つ1つの信号を設定していく必要があるため手間はかかるが、前2つの方法では登録できないマイナーな製品や古い製品でも使える奥の手が用意されているというのは、購入するユーザーにとっては安心感がある。なお、登録できるのは赤外線リモコンだけで、Wi-Fiを使ったリモコンなどは登録できないので気をつけよう。
家電製品の登録画面(左)。赤外線リモコンを利用するさまざまな家電製品を登録可能だ。なるべく多くの家電製品をスムーズに登録できるように、自動学習/手動学習/ボタン学習という3種類の登録方法が用意されている(中央)。自動学習はリモコン信号を識別して家電製品の型番を識別する仕組みで、最も簡単な方法だ(右)
手動学習は家電製品の型番を入力してデータベースの中から検索する(左)。型番さえ分かれば、こちらも手軽だ。ボタン学習は前2つの方法では登録できない製品について、ボタンごとに信号を割り当てる仕組みとなる(右)。マイナーな製品や古い製品でも使えるのが利点だ
登録が完了すると、スマホアプリを経由して家電製品の操作が行えるようになるが、この場合、赤外線のリモコン信号を出すのはスマホではなく、あくまで本製品だ。そのため、操作に使うスマホは必ずしも自宅内にある必要はなく、外出先からでも操作が行える。ネットワークがつながってさえいれば、それこそ地球の裏側にいても構わない。
こうしたことから、帰宅前に外出先から自宅のエアコンをオンにすることも可能で、オートメーション機能を組み合わせれば、スマホのGPS機能で自宅に近づいたことを検知して照明などを自動的にオンにするという芸当もできてしまう。夏の暑い日、自宅に帰り着いたら既に部屋の照明がつき、エアコンも効いた状態になっていた……という夢のような環境も、本製品を使えばすんなり実現可能だ。
エアコンの操作画面(左)。電源のオン/オフ以外の機能がどれだけ操作できるかは、家電製品によって異なる。中央はTVの操作画面。家電製品ごとに適したデザインのリモコンが用意されている、スマホのGPS機能を利用し、指定したスポットの範囲内に入ったら任意の家電製品をオンにするといった設定も可能だ(右)
日の出/日の入のスケジュールと連動して、照明をオン/オフするといった設定も可能だ(左)。これらの設定は「オートメーション」として保存しておける(中央)。一時的にオフにするのも簡単だ。操作がきちんと受け付けられたかどうかは、アプリの履歴から確認できる(右)
ちなみにスマホアプリから操作する以外に、AlexaやGoogle Homeといった音声アシスタントを搭載したスマートスピーカーと連携し、声で操作することもできる。例えば「Alexa、TVをつけて」と呼び掛けると、本製品からTVの電源を入れるための信号が送信され、TVが点灯するという仕組みだ。
最近では、画面付きのスマートスピーカーに当たるスマートディスプレイも多数市販されており、それらと組み合わせると、音声での操作に加えて、スマートディスプレイの画面をタップしての操作も行える。複数の家電を一括操作することもできるので、外出時や就寝時などに、運転中の家電製品を全てオフにするといった用途で重宝する。
スマホのAlexaアプリと連携させると、本製品に登録済みの家電製品がAlexaアプリの「デバイス」に表示されるようになる(左)。画面のタップはもちろん、Alexaを使って音声での操作も行える(中央)。Alexa以外にGoogleアシスタント、Siriショートカットなどとも連携が可能だ(右)
提供:SWITCHBOT株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年7月17日
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