検索
連載

映像を生成AIでテキスト化! ネットワークカメラ「ATOM Cam GPT」を試して分かった実用性山口真弘のスマートスピーカー暮らし(3/5 ページ)

スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、斬新なコンセプトを提示したアトムテックの新型ネットワークカメラ「ATOM Cam GPT」を試した。

Share
Tweet
LINE
Hatena
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

ナイトビジョンは非搭載

 もう1つの両製品の大きな違いとして、ナイトビジョンが非搭載であることが挙げられる。製品ページのナイトビジョンの項目には「4個のLED(5000k)」との記述があるが、これは内蔵のLEDライト×4で周囲を照らせば暗いところでも撮影可能という当たり前の事実を書いただけで、既存モデルのように赤外線を用いた暗視機能は搭載していない。ナイトビジョンという用語をこのような意味で使うメーカーは珍しい。

 また従来のATOM Cam Swingは、わずかな明かりがあればナイトビジョンをオフにしてもある程度は周囲の様子を見られたのだが、本製品は同じ環境でもほぼ真っ暗だ。当然ながら、モーションと連動してLEDライトを自動点灯させることもできず、手動でLEDライトをオンにしない限り、暗い場所では使い物にならない。

 さらに本製品は屋内用ということで防水/防じん機能も搭載しておらず、屋内/屋外を問わずに使えたATOM Cam Swingと違って利用範囲は極端に限られる。少なくとも、ATOM Cam Swingと同等以上の機能および性能を期待して買い替える製品ではないのは明らかだ。

アトムテック ATOM Cam GPT ネットワークカメラ スマホアプリ 屋内 パンチルト
左が本製品、右がATOM Cam Swing。本製品はナイトビジョン非搭載なので暗闇では真っ暗になってしまう
アトムテック ATOM Cam GPT ネットワークカメラ スマホアプリ 屋内 パンチルト
スポットライトをオンにすれば暗い部屋での撮影も可能だが、これをナイトビジョンと呼ぶのは正しくないだろう
アトムテック ATOM Cam GPT ネットワークカメラ スマホアプリ 屋内 パンチルト
製品ページを見ると「ナイトビジョン:4個のLED(5000k)」という記述がある。ただのLEDライトをナイトビジョンと呼ぶ製品は珍しい

 さらに既存モデルは、動作検知とは関係なく平時から常時録画が行えるのが一つの売りだったのだが、本製品ではそれも省かれ、動作を検知した時のみ録画する仕様に改められた。他社含め現行のネットワークカメラの中では貴重な機能だっただけに、この仕様が全モデル共通になれば、同社製品にこだわる必要がなくなるという人も少なくないはずだ。

アトムテック ATOM Cam GPT ネットワークカメラ スマホアプリ 屋内 パンチルト
ATOM Cam Swingでは動作検知とは無関係にローカルへの常時録画が行え、タイムラインから呼び出して再生できた(左)。新アプリでは30分単位の動画として閲覧する方式に変更された(中央)。本製品は常時録画という機能自体がなく、動作検知時もしくは手動録画時の動画のみが保存される(右)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る