SkypeがInsider版で広告を排除/ChatGPTに高度な音声モードを追加:週末の「気になるニュース」一気読み!(3/3 ページ)
うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、7月28日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!
Web版Wordで表編集機能が改善
米Microsoftは7月26日(現地時間)、Web版Wordの表編集機能を改善したと発表した。現在、一部のユーザーに向けて展開されており、9月から全てのユーザーに一般提供される予定だ。
多くのユーザーからWeb版Wordの表編集を簡単で直感的にしてほしいとの要望が挙げられており、この要望に応える形でアップデートが行われたという。
これまでのように右クリックやリボンへアクセスすることなく、1回のクリックで必要な場所に行や列を挿入できるようになる。また、切り取りや貼り付けを行うことなく、既存の行や列をテーブル内の新しい場所に移動することもできる。
サイバーエージェントが「Llama 3.1」ベースの日本語追加学習LLMを公開
サイバーエージェントは7月26日、Metaが開発したオープン大規模言語モデル(LLM)「Llama 3.1 70B」をベースに、日本語データで追加学習を行ったLLM「Llama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407」を公開した。
「Llama 3.1」シリーズは、Metaが7月23日(現地時間)に公開した最新LLMだ。15兆トークンを超えるデータでトレーニングしたとしており、複数のベンチマークで米OpenAIのGPT-4oや米AnthropicのClaude 3.5 Sonnetより優れたパフォーマンスを発揮するという。
ただし、Llma 3.1は、日本語をサポートしておらず、実際に利用したユーザーからは日本語性能に対して不満の声も挙がっていた。
サイバーエージェントが公開したLlama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407は、Llma 3.1 70Bをベースに日本語で追加学習を行ったもの。ベースモデルの公開から約2日という驚異的なスピードでの公開となった。同社は「今後もモデル公開や産学連携を通じて国内の自然言語処理技術の発展に貢献してまいります」としている。
なお、Llama-3.1-70B-Japanese-Instruct-2407はHugging Face上で公開されている。ライセンスはMetaの「Llama 3.1 Community License」に基づいており、商用利用可能だが利用規約などへの同意が必要となる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
私たちの“仕事”に適したビジネスPCをどう選ぶ? ポイントを連載で解説
従業員に支給するビジネスPCの機種選定は意外と大変な作業だ。どのようなポイントをチェックすればいいのか。情シス目線で役立つ各パーツの解説を連載でお届けする。
映像を生成AIでテキスト化! ネットワークカメラ「ATOM Cam GPT」を試して分かった実用性
スマートスピーカーやその関連デバイスについて、試行錯誤を繰り返しつつ、機能をバリバリ使えるようになる(予定)までの過程を、時系列でお届けする本連載。今回は、斬新なコンセプトを提示したアトムテックの新型ネットワークカメラ「ATOM Cam GPT」を試した。
Ryzen AI 9 HX 370の採用はダテではない! エレガントで洗練された「ZenBook S 16 UM5606WA」を試して分かったこと
ASUS JAPANから、ついにAMDの最新CPU「Ryzen AI 9 HX 370」搭載ノートPC「ZenBook S 16 UM5606WA」が発売される。実機を試して分かったこととは?
AI時代だからこそ読み書きスピードが重要――Micronが新型SSD「Micron 9550」「Micron 2650」を紹介
Micronが、データセンター向けSSD「Micron 9550」とクライアント機器向けSSD「Micron 2650」を相次いで発表した。この記事では、両製品の特徴を紹介する。
Roborock、5way全自動ドックを備えた多機能仕様のロボット掃除機「Roborock S8 MaxV Ultra」など3製品を投入
SB C&Sは、中国Roborock Technology製の多機能ロボット掃除機「Roborock S8 MaxV Ultra」など計3製品の販売を8月下旬以降に開始する。一部モデルについては、8月1日から予約販売を開始している。
