Meta QuestシリーズでHDMI入力が可能に PCや携帯ゲーム機を大画面で表示できる公式アプリ「HDMI Link」公開
MetaのReality Labsが、HDMIやDisplayPort、USB Type-Cポートを持つデバイスの映像出力をMeta Questシリーズ内に表示できる公式アプリをリリースした。
Meta Reality Labsは8月16日(日本時間)、スタンドアロンのVR/MRヘッドセット「Meta Quest」シリーズに、USBキャプチャーボード経由で接続したHDMIの映像を表示できる公式アプリ「Meta Quest HDMI Link」(以下、HDMI Link)を公開した。
HDMIやDisplayPort、DisplayPort Alternate Modeに対応するUSB Type-Cポートを持つデバイスの映像を、Meta Questシリーズ内で最大1080pで表示できるようになる。音声もサポートしている。
対応機種はMeta Quest 2/3/Proで、UVC(USB Video Class)とUAC(USB Audio Class)に対応するサードパーティー製のUSBキャプチャーボードが必要になる。PCやスマートフォン、携帯ゲーム機など映像出力側のデバイスに制限はないが、著作権保護技術のHDCPに対応した映像信号は表示できないとしている。編集部で試したところ、Nintendo SwitchをHDMIで接続して遊べることを確認できた。
利用するには、まずMeta Quest StoreでMeta Quest HDMI Linkをインストールする。その後、QuestシリーズにUSBキャプチャーボードとHDMIケーブルを接続するだけだ。複雑な設定などは不要で、表示する画面サイズの変更なども可能となっている。
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