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ハンダ付けして作る「MSX DIY」構想が明らかに 西和彦氏が「MSX DEVCON 7」で語った新世代MSXの最新状況(6/6 ページ)

1983年6月に提唱されたMSX規格が40周年を迎え、この10月には記念イベントが開催される予定だ。ここでは、MSXに関する直近の動向をまとめた。

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MSX DIYのクラファンは10月1日からの予定

 MSX DIYのクラウドファンディングは、10月1日からスタートする予定だという。

 西氏は「まず、MSX1+とMSX2+をやる。出力はRGBにする。これがクラウドファンディング3で、クラウドファンディング4はアップグレードなのでもっと先になるが、安いFPGAを使って安く提供する。それからクラウドファンディング5では、MSX2+Portable(Laptop)とMSXturboR+を提供する。MSX2+Portableは、30cm×30cmのポータブルパソコンを作るようにしたい。そしてクラウドファンディング6は、MSX2+をMSXturboR+にするアップグレードを提供する」と一気に語った。

MSX DEVCON 7 アスキー創業者 西和彦氏 開発者会議
クラウドファンディング3は、10月1日から開始予定だ
MSX DEVCON 7 アスキー創業者 西和彦氏 開発者会議
クラウドファンディング4は、クラウドファンディング3のデリバリーが終わり次第開始となる見込み。MSX1をMSX2+にアップグレードする基板とソフトを提供するという(写真は市販されたアップグレード基板であり、クラウドファンディング4で提供されるものではない)
MSX DEVCON 7 アスキー創業者 西和彦氏 開発者会議
クラウドファンディング5は、クラウドファンディング4のデリバリーが終わり次第の開始となる。MSX2+PortableとMSXturboR+を提供する
MSX DEVCON 7 アスキー創業者 西和彦氏 開発者会議
クラウドファンディング6は、クラウドファンディング5のデリバリーが終わり次第のスタートだ。MSX2やMSX2+をMSXturboR+にアップグレードする基板と、ソフトを提供するという(写真はソニーのMSX2+をMSXturboRにアップグレードする基板であり、クラウドファンディング6で提供されるものではない)
MSX DEVCON 7 アスキー創業者 西和彦氏 開発者会議
西氏の前にあるのがちくわ帝国さんの「週刊MSXを作る」だ。これにインスピレーションを得て、MSX DIYが誕生した
MSX DEVCON 7 アスキー創業者 西和彦氏 開発者会議
キーボードと本体の間にあるのが横長の液晶パネルだ
MSX DEVCON 7 アスキー創業者 西和彦氏 開発者会議
「週刊MSXを作る」では、MSXの機能がいくつかの基板に分けて実装されており、基板をスロットに差し込むことで、MSXが完成する
MSX DEVCON 7 アスキー創業者 西和彦氏 開発者会議
西氏は「横長の液晶をこのように組み合わせてMSX2+ Portableにしたい」と構想を語っていた

 MSX DEVCON 7の終了後も、西氏はXで活発にMSX DIYや次のクラウドファンディングについてポストしており、ハードウェアの仕様などをブラッシュアップしているようだ。MSX DIYのコンセプトには筆者も共感しており、是非入手して組み立てたいと思っている。今後の次世代MSXプロジェクトの展開に期待したい。

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