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“ながら会議“にピッタリ! オープンイヤー型イヤフォン「Cleer ARC 3 Music Pro」「目指せ↑ワンランク上の仕事術」デジモノ探訪記(1/4 ページ)

企業や組織のIT部門を支援してきた石黒直樹氏が、実際に使っていて仕事に役立つと思ったものや、これから登場する新製品、新サービスをいち早く試してレビューする連載。

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 筆者が一緒に仕事をしている方の中には、1日10件以上ものオンライン会議をこなすという人がいます。そうした方々は、いかに快適なオンライン会議環境を作れるかによって、仕事の生産性や体の負担が左右されます。

 筆者の場合、普段からオンライン会議を行う場所に他の人はいません。よってスピーカーと外付けマイクを使っており、何かを装着するといったことは回避しています。

 しかし、外出先でオンライン会議をせざるを得ない場合は、当然ながらイヤフォンを使います。メインPCとして使っているMacでは連携がスムーズなAirPodsシリーズを使うのですが、持ち運びで使っているWindowsノートPCでは、有線タイプのEarPodsを使っています。これ、税込み2780円と安価な割に、音質もマイクの質もそれなりにハイレベルなのです。外出時は有線の安心感も心強く、気に入っています。

 このEarPods、もう1つ気に入っている点があります。それは耳栓のように穴をふさがないオープンイヤー型なので、耳への負担が少ないことです。AirPods Proのようなカナル型のイヤフォンは当然音質は良いのですが、短時間で耳の中がかゆくなります。正直、オンライン会議でそこまでの音質は不要です。

 要するに、オンライン会議用途で使うイヤフォンは耳の負担が少なく、長時間使える方がありがたいわけです。そこで今回は、最近人気を集めている耳をふさがないオープンイヤー型イヤフォンの中でも、高価格帯に位置付けられる「Cleer ARC 3 Music Pro」(以下、ARC3)を試してみました。

 このARC3は、いつもイヤフォンで耳に負担を感じている方にこそ非常にオススメです。また、この製品は音楽再生という面でも音質がかなり良好で、ガジェット好きの心をくすぐる機能も多数あります。

 ただし、オープンイヤー型の特徴として音漏れはそれなりにあるので、「何に使うのか」と「利用シーン」はよく検討して購入した方がよいでしょう。

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耳に引っ掛けるタイプのイヤフォンです

オンライン会議に効果抜群

 このイヤフォンの最大の魅力は、やはりオンライン会議での快適さです。実際にしばらく装着したまま使い続けてみましたが、重さが実測でわずか12g(片耳)ということもあり、長時間装着しても耳に負担がかかりづらいというのは本当に大きな利点です。

 私の場合、AirPods Proのようなカナル型イヤフォンでは、どうしても長時間の装着が苦痛に感じます。しかし、ARC 3 Music Proではそのような問題がほとんどありませんでした。カナル型特有の耳栓を装着し続けるような負担がなく、疲れも少なく感じます。

 さらに耳をふさがない設計のため、周囲の音が普通に聞こえるという点が特徴です。周囲の人から話しかけられた際も、いちいちイヤフォンを外す必要がなく会話を続けられます。最近のイヤフォンは外音取り込みモードなどが備わっていますが、やはり直接聞こえるという“普通さ”がとにかく快適です。

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右はAirPods Pro2の左耳。ARC3は大きいですが、気になる重さではありません

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公式サイトより。耳の上半分あたりに浮かせて置いておくイメージです

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