コスパだけでなく品質も妥協なしの液タブ「Artist Pro 24(Gen 2)」シリーズをプロイラストレーターが試した(1/3 ページ)
プロイラストレーターのrefeiaさんが、23.8型の新型液晶ペンタブレット2モデルをチェックしました。今度の新モデルの出来栄えは?
こんにちは! refeiaです。
今日はXPPenから発売された「Artist Pro 24(Gen 2)」シリーズを紹介します。
ところで最近、何もかもが高いですよね。液タブも例にもれずで、妥協無く制作したいと思っても、「大型のプロ機」ともなれば30万円台中盤から50万円以上と、立ち上げ期のクリエイターや学生さんが導入するには無理がある状況になっています。
そこに現れたのが「Artist Pro 24(Gen 2)」シリーズです。要求が厳しい業務にもためらいなく使えるような、上位機に恥じないモダンなスペックと、付属品を買い足す必要のないコンプリートなパッケージでありながら、実売20万円を割り込む価格が魅力の2台です。
かなり価格に開きがあるので、価格差なりなんじゃないの? と疑ってしまうかもしれませんが、実力はどうなのか――早速チェックしていきましょう。
「Artist Pro 24(Gen2)」シリーズのモデルは2種類
先ほど「2台」と書きましたが、Artist Pro 24は2つのバリエーションに分かれています。基本的に異なる点はディスプレイパネルだけで、「4K(3840×2160ピクセル)/60Hz」か「2.5K(2560×1440ピクセル)/165Hz」かです。4Kの高解像度も選べるし、リフレッシュレート165Hzの追従性も選べるわけですね。主なスペックは以下の通りです。
- 23.8型 4KまたはWQHD
- アンチグレア/アンチフィンガープリント/フルラミネーションのガラス採用
- 出荷前に色校正済み
- sRGB/Adobe RGB/Display P3モードに対応
- 筆圧検知1万6384段階に対応したペン
- スタンダードペンとスリムペンに対応(両方付属)
- 左手デバイス付属
価格は4Kモデルが19万9800円、165Hzモデルが16万9800円(いずれも税込み)です。この価格で、このようなガチなプロやこだわりをもって制作したい人の要求を満たすものが買えるなら、とても喜ばしいことです。次の章からそれらを確かめていきましょう。
端正なボディーと豊富な付属品
まずは外観と付属品をチェックします。ボディーの外観は非常にクリーンで、ロゴも節度ある濃さでよくなじんでいます。
ボディーの天面部分に、スイッチと輝度や入力切り替えに素早くアクセスするためのボタンがあります。細かいディスプレイ設定はアプリからの操作にまとめられていますが、素早く使いたい操作が本体ボタンに割り振られているのは実用上も便利です。
主な付属品はペン2本とケースや替え芯と、左手デバイス「ACK05」です。ACアダプターやケーブル以外では、手袋やペンホルダーといった、あったらうれしい小物も付属します。
スタンダードペンとスリムペンの2本が付属するのも、どちらを使うかを最初から研究できるのがうれしいです。用途で使い分けたり、故障や消耗に備えて予備としておいたりしても大いに助かるでしょう。
よく工夫された接続仕様と設置方法
背面も見ていきましょう。スタンドは最初から装着されていて、端子類は向かって左側にあります。接続はUSB Type-CとHDMI、DisplayPortに対応しています。実際に接続してみると、ケーブルフックとフタでキレイに仕上がるようになっています。そのどちらもが、端子に変な力が掛かるのを防ぐのに役立っており、角度調節をするときに安心して操作しやすいです。
上の例ではDisplayPort接続で、USBケーブルとACアダプターでケーブルは合計3本ですが、USB Type-Cケーブルで接続することもできて、その場合はACアダプターとの合計2本の接続になり、よりスッキリした見た目になります。
また、角度調節も快適です。本体側にグリップの良いゴム足、スタンド側にローラーがついているので軽い力で動かしやすく、意図した角度で簡単に止められます。
ヒンジも頑丈で、止めた状態ではデスクにしっかり踏ん張っているため筆圧や腕の動きで簡単に揺れるようなこともありません。全体的に、本体の剛性や接続の安心感、調節しやすく頑丈なスタンドなど、長い間の戦友にするのに頼もしい作りになっていると思います。
提供:XPPEN Technology Co.
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2024年12月1日
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.






