コクヨが“大人向け”「しゅくだいやる気ペン」を開発 頑張りを可視化するIoT文具、Makuakeで先行販売へ(2/3 ページ)
1月29日にコクヨはIoT文具「大人のやる気ペン」を発表し、Makuakeでキャンペーンページを立ち上げた。これは2019年に発売された「しゅくだいやる気ペン」の大人バージョンで、大人が陥りがちな学習時の孤独に寄り添う仕様になっている。発表会およびタッチアンドトライの模様を紹介する。
しゅくだいやる気ペンとの違いは?
子供向けに作られたしゅくだいやる気ペンでは、筆記具に取り付けるのに時間がかかる、対応筆記具が7〜8mmの鉛筆のみ、約19gと重いという特徴があった。また、充電するには本体の端子に直接Micro USBケーブルを挿す必要もある。
大人のやる気ペンはオープン型なので対応する筆記具の幅が広がった。鉛筆以外にも、シャープペンシル、ボールペン、デジタルスタイラスペンなどで利用でき、直径13mmにまで対応している。ケース型充電器も付属する。
大人のやる気ペン、開発ヒストリー
子供向けしゅくだいやる気ペンの誕生から、5年で出荷台数は5万にのぼったというが、発売後のSNSの反応で「大人にもやる気ペンが欲しい」という声をちらほら見かけていたと中井氏は言う。最初のうちは冗談だろうと考えていたが、実際に資格勉強のために使っているというレビューを2年前に発見した。
しゅくだいやる気ペンを使う大人へアンケートを取ったところ、資格試験や自己学習用途が70%であり、モチベーションの維持に難しさを覚えているというユーザーの存在を知った。
学ぶ理由はさまざまだが、「学習することで自分を鼓舞したい」「成長していないと不安を感じる」「ライバルに勝ちたい」など切実さが垣間見られたという。
アンケートでは、直近1年で資格取得に取り組んだという人は全体の約4分の1、資格取得を諦めた人は全体の約7割、書いて勉強するという人は全体の8割であった。しかし、勉強する上で課題に感じていることの最大のものはモチベーションの維持であり、3割以上がそのような回答をしている。
「成長するようにと勧める言葉は多いが、そこへ至るまでの方法をアドバイスしてくれる言葉は少ない。“もうちょっとだけやろう”というマイクロモチベーションを得て、学習を習慣化するための助けにしてほしい」(中井氏)
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